対訳 ディキンソン詩集―アメリカ詩人選〈3〉 (岩波文庫)
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みんなの感想・レビュー・書評
エミリーディキスンの詩集です。
英文と日本語訳、単語ごとの解説などもあるので、大変おすすめ出来る内容となっております。
一回目は日本語訳と解説を読んで詩の背景や思いを読み取り。二回目からは英文を辞書をひきながら自分なりの訳を考えてみるのをおすすめします。
個人的には「希望は心の中にとまる~」が一押しです。本当は「私の頭ってどのくらい~」の詩が一番お気に入りなのですが、当本には載っていません。しかし、エミリーディキスンの素晴らしい詩が何編も載っていますので是非ご一読を。
ディキンソンに関して常に懐いていた「死の詩人」という感覚を確めるために、対訳で読みました。
たしかに死を吟うことは多いのですが、苦役を伴うというよりは「死を眺める」ような、遠くから微笑みながら確める人だと。
詩人は死を吟うとき、ロレンスのように堕ちたり船をこいだりせずに、じっと佇んでいるのです。
初めて買った詩集。文法やダッシュ(――)の使用、文の区切り方など、独特の癖があるように感じた。受験英語の感性で読むとかなり戸惑うことになるかと。考えるな感じろのソウルで読んでもらえたらと思います。
ネガティブなイメージを語ることの多い作者の感性が、自分は魅力に感じました。基本的にどの作品も短いので、読み易いと思います。
自分の生まれた田舎町からほとんど出たこともなく、しまいには家からさえほとんど出ず、ひたすら自分の中を旅し続けた彼女。
脳と海とはどちらが広い?
想像力があってこその海であり世界、とも言えます。
原文と対訳がついていて、味わいやすい。
胸の張り裂けるのを止めてやることができるものなら
わたしの生きるのも無駄ではないでしょう
ひとの痛みを取り除いたり
心痛を鎮めてやることができるものなら
あるいは気を失った駒鳥を
巣に戻してやることができるものなら
わたしの生きるのも無駄ではないでしょう。
Success is counted sweetest By those who ne'er succeed. To comprehend a nectar Requires sorest need. To fight aloud, is very brave But gallanter, I know Who charge within the bosom The Caval... 続きを読む »
文章自体は癖があって読みにくい。韻や文の美しさよりも、イメージを読み取る類の詩です。
「ずっとお城に暮らしてる」の解説に引用されていて、おっ、と嬉しく思いました。
無名のまま死んでいく芸術家の作品というのは、どうしてこうも純度が高いのだろう。バーバラ・クーニーが彼女を描いた絵本「エミリー」も合わせて。
ディキンソンの詩には文法や韻律の破格が多く、またダッシュや大文字の多用、奇妙な連の切り方など、かなり癖があるため、最初から英語で読むと戸惑うかもしれない。まず対訳でディキンソンの語法に慣れるのがよいだろう。ディキンソンの詩はどれも短く、鮮やかなイメージが凝縮されており、一般に人気があるのも頷ける。多くの詩には死やそれに類するネガティブなイメージが付与され、死者として自らを語る語り手の態度には、一種の否定神学を感じるが、さらに一つ一つの詩を細かく読めば、実は脱構築的ともなる契機を孕んでいるかもしれない。

基礎知識的な。






