荒野の呼び声 (岩波文庫 赤 315-1)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003231517

作品紹介・あらすじ

南国の宏大な屋敷で生れ育ったセントバーナードとシェパードとの混血の子バックは、突然、鞭と棍棒に追われ、アラスカの氷原で屈辱的な労働を強いられることになる。苛酷な労働と生死をかけた闘いの中で、バックは次第に野性に目覚めてゆく。全篇を貫く強烈な反抗精神と自由への憧れが読者を魅了する、ロンドン(1876‐1916)の出世作。

感想・レビュー・書評

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  • この本の主人公は犬。
    知的で強靭で、まるで人間のような彼が
    厳しい環境の中で徐々に変わっていく姿が描かれています。
    読んでいると、犬ぞりの犬たちの世界に引きずり込まれていく。
    初読は中学生の頃。
    ロマンがあって好きな本です。

  • 何の不満もなかったペット犬が、盗まれ売られゴールドラッシュに沸く北アメリカでソリ犬として使役され色々な出来事を通して犬人生を学んでいく。
    丁度並行して米歴史の本を読んでいるので図らずも背景が少し理解できた。私の中の"賢い犬ランキング"には映画「マスク」のジャックラッセルテリアのマイロがいて、今回のバックもこれに確実に入る。

  • 子ども向け映画の原作にもなっているし、動物ものなので癒されるだろうと思ってを読み始めたら、犬版の蟹工船みたいな世界観にびっくり。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00087102

  • 犬目線で書かれた小説と聞き、興味を持って読んでみました。思っていた以上にハードな世界。リアリティがあり、またドラマチックで面白かったです。

  • 読んだのは岩田欣三の訳。面白い!

  • アメリカ文学の傑作。1匹の飼い慣らされた犬が自分の奥深くにある野生の部分を呼び起こして、野生化していく様子が緻密に描かれていてよかった。

  • さいこう

  • 名作です

    配置場所:2F文庫書架
    請求記号:933||L 84
    資料ID:C0020222

  • 新書文庫

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著者プロフィール

ジャック・ロンドン(Jack London):1876年、サンフランシスコ生まれ。1916年没。工場労働者、船員、ホーボーなどを経て、1903年に『野生の呼び声』で一躍人気作家に。「短篇の名手」として知られ、小説やルポルタージュなど多くの作品を残した。邦訳に『白い牙』『どん底の人びと』『マーティン・イーデン』『火を熾す』『犬物語』などがある。

「2024年 『ザ・ロード アメリカ放浪記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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