- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003242414
感想・レビュー・書評
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幼い頃にありがちな、結ばれることのない純愛と守られることのない約束。一編の詩のように凝縮された言葉から醸し出されるのは作品全体を彩る美しさ。美しさは悲しさでもあります。
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美しく切ない小説です。
冷たく透明感のある雰囲気が素敵です。 -
美しいがゆえにどこまでも哀しい、かえらないあの日々。
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『みずうみ』『ヴェローニカ』『大学時代』収録。
美しい景色と一体となるような、美しい恋の物語です。
『みずうみ』は、故郷を離れている間に友人と結婚した恋人に再会する話。
『ヴェローニカ』は、義弟との恋に苦しむ人妻の話。
『大学時代』は、貧しく美しいお針子を巡る三つの恋の物語。
私は、『大学時代』が一番たのしめました。 -
「みずうみ」「マルテと彼女の時計」「広間にて」「林檎の熟する時」「遅咲きの薔薇」、関泰祐治訳。初期の代表的短篇集。初期の叙情性、中期の心理性、後期の現実性、と言われますが、そういう意味では、ここにはシュトルムの叙情が満ちています。
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ヘッセもよいですが、個人的にはシュトルム「みずうみ」は外せません。
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読んでいて、透明な印象を受けた。幻想的で、かつ美しい物語と登場人物は、私の心をみずうみのようにきれいにし、虜にした。
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2007/12/09
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中学のとき国語の先生がくれた