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- Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003242469
感想・レビュー・書評
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伊藤武雄訳。
同じ「三色菫」と「溺死」の組み合わせは、高橋義孝訳で新潮文庫からも出ています(昭和32年)。
岩波文庫の帯には「名作『みずうみ』で知られる詩人シュトルムの哀愁と感傷につつまれた短篇二篇」とありますが、この二作は風情を異にします。
「溺死」は暗い物語ですね。
後期のシュトルムは枠物語の形式を好んだそうですが、これもまた枠物語。
最後の作『白馬の騎手』も、壮大な枠物語にして、暗い雲に覆われたような作品です。
それに繋がるものが感じられます。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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