車輪の下 (岩波文庫 赤 435-2)

著者 : ヘルマン・ヘッセ 実吉捷郎

• 岩波書店 (1958年1月7日発売)

感想・レビュー・書評

[aaaaminoさんの感想 · 2013年2月24日]

主人公は周りより幾分優秀だった。
先生にも可愛がられた。
進学校へ入って、精神が弱って辞めた。
そして鍛冶屋で働いた。
飲んだくれた挙句、溺死。

ひらがなばかりでかなりよみにくかった。
もっと、漢字を。
文学…ムズカシ。

[katsutama22さんの感想 · 2012年7月14日]

あまり印象に残っていない…

[mysteriumさんの感想 · 2011年11月30日]

車に轢かれて車輪の下に埋もれたハンス。
彼は不慮の事故に見舞われた哀れな犠牲者ではない。轢かれるべくして轢かれてしまったのだ。

正しい行動をしていれば事前にブレーキをかけられた可能性は十二分にあったと思う。その行動とは果たして何か。どこの場面で、どのようにすればよかったのか。議論が尽きることは永遠にないであろう。

[みんさんの感想 · 2011年10月24日]

昔に書かれた海外小説なので読みづらかったが、毎回表現が素晴らしかった。
主人公は可哀想だったし、重たい内容だった。
でも大人になったらまた読み返したい作品。

[pomogite2150さんの感想 · 2011年10月23日]

自我が目覚めつつある少年期の心の葛藤が非常に細やかに描かれている。大人の価値観を押し付けられ、好きな遊びをあきらめ友人も失い、ひたすら勉強に励むハンス・ギイベンラアトの姿には、痛々しさを感じながらもどこか共感するものがある。
靴屋の親方のフライクは、おそらく最もハンスのことを理解していたし、気遣っていた人物だが、ハンスは反抗心や気まずさから彼から遠ざかろうとする。そういった心理は、とてもよく理解できる。

[tabidokushoさんの感想 · 2011年6月24日]

千葉などを舞台とした作品です。

[singin'peoniaさんの感想 · 2011年3月27日]

小都市から出た秀才ハンスが、
おとなや社会という車の車輪にひかれる物語。

[watashiさんの感想 · 2011年3月1日]

なんとも切ない内容だが現代社会でも見られるような問題をすでに映し出してると思う

[rocketsさんの感想 · 2011年1月27日]

高校2年生/図書館にて
943ヘ
4190

[popo17さんの感想 · 2010年11月10日]

大人たちの強制的で無理解な行為によって傷ついていく繊細な少年ハンスについての物語です。ハンスは若き日のヘッセをモデルとして描かれており、物語はヘッセ自信の生い立ちとかさなるように流れていきます。無理解な大人達に楽しみを奪われ、友人の死やもてあそばれた恋愛などの経験を通してハンスは彼自身にたいするよき理解者がいなかったことが彼の自我形成及び人性感に影響をおよぼしたのではないかと思います。

著者プロフィール

ドイツ生まれのスイスの作家。主に詩と小説によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者。南ドイツの風物のなかで、穏やかな人間の生き方を描いた作品が多い。また、風景や蝶々などの水彩画もよくしたため、自身の絵を添えた詩文集も刊行している。1946年に『ガラス玉演戯』などの作品が評価され、ノーベル文学賞を受賞した。

「2022年 『無伴奏男声合唱組曲　蒼穹の星』 で使われていた紹介文から引用しています。」