カフカ短篇集 (岩波文庫 赤 438-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003243831

感想・レビュー・書評

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  • 一編ごとに物思いに耽ってしまい、なかなか読み進められませんでした。

    どの話もグッとくるけれど、「橋」、「禿鷹」、「夢」、「父の気がかり」、「雑種」…このあたりに感動しました。感動っていうか、動揺っていうか。

    読み終えた本は基本的に売却していますが、これは、これだけは手放したくないなと感じたりしています。

    …オドラデク…

  • 不思議で、心にしみる短編の数々。
    冒頭の「掟」だけでも読む価値あり。
    (2012.7)

  • 「判決」や「流刑地にて」は読むべきである。私は文学の解釈などまったくできないが、カフカの文学には日常において一度立ち止まって考えるべき題材にあふれている。

  • カフカの短編ってなんでこんな魅力的なんだろうか。
    そこには深い意味が隠されているとして色々考察することはできるんだろうけど単純に表現を追ってるだけでも楽しい。

  • カフカらしい短編集。カフカならではの短編集。好きな作品を抜き出すとしたら「流刑地にて」

  • 面白いんだけど、謎も多い。考えさせられる。時間をちょっとあけてからまた読もう。

  • 「判決」「流刑地にて」、「断食芸人」など大好きな話が入っているので星いつつ。
    なんていうか、いつも自分の世界が嘘で、自分だけが取り残されて、そんな姿にそっと寄り添いたい。

  • 田舎医者くらいしかまだ読んでいないが、文体、雰囲気でカフカだと分かる。濃縮されたカフカが詰まっている。

  • 初カフカ。変身すら読んでません。不条理だったり、メタだったり、不思議な感じばっかりでした。カフカの講義とか受けてみたいです。

  • 「掟の門」など、生前に発表された短編や遺稿から見つかった短編を編集した短篇集。個人的な感想としては、カフカの短編は、ごく平凡な日常がいきなり非日常的なものと混合してしまうような、E.T.A.ホフマンにも通じる「不気味さ」を多分に持っている。それこそが、カフカが未だに読まれ続ける理由なのかもしれない。

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著者プロフィール

1883年プラハ生まれのユダヤ人。カフカとはチェコ語でカラスの意味。生涯を一役人としてすごし、一部を除きその作品は死後発表された。1924年没。

「2022年 『変身』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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