専門はロシアとシベリアの民話。シベリア先住民族やロシア民族の口承文芸と日本の口承文芸の比較研究に従事。シベリアには「猿蟹合戦」や「かちかち山」など、日本の代表的な昔話の類話が広く流布しており、それらの資料を提供し、比較研究を進めることによって、日本ではすでに忘れ去られた語りの本来的意味を明らかにしてきた。それと同時に、ロシア民族やシベリア諸民族の昔話や怪異譚を日本の子どもたちのために絵本などにして提供する仕事にも精力的に取り組む。 「2022年 『わらじをひろったきつね』 で使われていた紹介文から引用しています。」