キリスト伝説集 改版 (岩波文庫 赤 756-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003275610

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  • クリスマスに読みたい11編の物語 女性初のノーベル賞作家が送る『キリスト伝説集』 : 書籍 : クリスチャントゥデイ
    https://www.christiantoday.co.jp/articles/33056/20231215/re-reading-christian-famous-books-23.htm

    キリスト伝説集 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b248429.html

  • 1955初版

    イシガオサム訳
    キリストの一生にちなんだ短編集(1904に書かれた)
    口絵が、カール・ラーションによるセルマの肖像画というのも素敵

    なによりも好きなのが「聖なる夜」
    語られている内容もよければ、語り口、おばあちゃんと孫娘という設定、おばあちゃんの言葉がよい。
    「これはみんなほんmとうのお話なんだよ。ちょうどおばあちゃんがおまえを見、おまえがおばあちゃんを見ているとおんなじにね」

    2016「文学」岩波書店 9,10月号
    中丸禎子「父と娘」のノーベル文学賞

  • 「ニルスのふしぎな旅」著者の作です。新約聖書外典などで耳にしたことのあるエピソードを、物語ふうに編み直しています。少し時代差を感じさせる部分(差別表現など)もありますが、「聖なる夜」はクリスマスのたびに読み返したくなる好編、「聖ヴェロニカのハンカチ」などは読み応えのある中編で、童話仕立てもあり、小説ふうもあり、様々に楽しめます。全ての物語を通じて、疚しい心が悔い改めるというキリスト教の原理が再々説かれています。

  • いかにも「昔話」といった文体で、こんな風にイエスの話が物語られていたのだろうなあ、と思わせるイエスの話。イエスが金髪だったり、井戸端で三賢人と干魃がお喋りしたりと、聖書とは違った雰囲気が面白い。

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著者プロフィール

セルマ・ラーゲルレーヴ 原作者/セルマ・ラーゲルレーヴスウェーデンの女性作家。教職についたあと作家活動に専念し、『ニルスのふしぎな旅』のほか、小説やキリスト教寓話集など数多くの作品を残しています。1909年に、女性初かつスウェーデン人初のノーベル文学賞を受賞。晩年には女性の参政権実現のため尽力しました。

「2013年 『巨人と勇士トール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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