語るボルヘス――書物・不死性・時間ほか (岩波文庫)

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著者 : J.L.ボルヘス
制作 : 木村 榮一 
  • 岩波書店 (2017年10月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003279298

語るボルヘス――書物・不死性・時間ほか (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • タイトル通り、小説ではなく1978年ベルグラーノ大学での講義の書籍化。全5回のテーマは、書物、不死性、エマヌエル・スヴェーデンボリ、探偵小説、時間。

    書物や時間、不死性というのはいかにもボルヘスっぽいテーマだなと思うのだけど、探偵小説は意外だった。おもにエドガー・アラン・ポーの話で、「鴉」の解説とか、デュパンくんものの分析など面白かったけど、ある意味ネタバレ?(笑)

    書物を義務として読むのは誤りであり、読書はあくまで幸せになるための方法のひとつであるべき、というモンテーニュの意見を支持するボルヘスは「読者が難解と思うような作品を書いたとすれば、それは作者が失敗したということです。ですから、読むのに大変な努力を要する作品を書いたジョイスのような作家は、本質的に失敗していると考えられます。」とバッサリ。それはジョイスが可哀想と思う反面、実はユリシーズ序盤で挫折した前科のある私は「ですよね~」とも思ったり。

    時間や不死性の話は哲学的でちょっと難しい部分もあるけれど、ひとつひとつの講義はそれほど長くなくコンパクトにまとまっているのでとても読み易かった。

  • あれ、読んだことないボルヘス?と思ったが、『ボルヘス、オラル』の同じ訳者(木村榮一)による新訳。買った。訳は並べてないから分からないけど、注釈が増えている模様。
    これと『七つの夜』はボルヘジアンならずとも必読。両方とも文庫で手に入るようになってよかった。

    薄いのでみんな読んだらいい。

  • ボルヘスの講義録。
    薄い文庫本なのであっさり読めるかと思いきや、内容はかなり濃い。探偵小説について生き生きと語るのが印象的だった。

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