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この作品からのみんなの引用
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かく茶にすける人のおおきこと、抑も(そもそも)ここに於いて清閑をうる人、おもわず無心の妙処にいたるも、惣て(なべて)一味の徳とやいわん。
ある人、至人は無味をあじわう、ひたすら一味を賞するも不可なり、いかんと問う。予、茫然として答うることあたわず。時に疎ゆうの竹影、漸くまさに暮れなんとす。
― 196ページ -
山科のほとりに、へちかんといえる侘ありしが、常に手取りの釜一つにて、朝毎、粥をいう物をしたため食し、終わりて砂にてみがき、清水のながれを汲み入れ、茶を楽しむこと久し。一首の狂歌をよみける。
手どりめよ おのれは口が さし出たぞ
増水たくと 人にかたるな
― 194ページ -
おりふし、茶湯前にて、僕、露地の掃除しつるを、翁のみて、あの片隅の蜘の巣ひとつはそのまま残して仕まえとなり。古人の風流、いまようのたぐいにあらず、感じ侍りぬとかたる。
― 189ページ
みんなの感想・レビュー・書評
利休とその周囲の人々、秀吉や古田織部などのエピソードが適度に意味深で面白かった。
ゝ貫が実在とは知らなかった。
2011-05-23
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こういう本が文庫化されるととてもうれしい。廉価ということはすべてにおいてありがたい。茶人をめぐる逸話はことごとく一休さんのトンチ話であり、門外漢にとってはなんともウソ臭いのだが、エピソードとしては実によくできていると感心。宗二は秀吉の命令で鼻と耳を削がれ、惨殺されたという。それだけ利休原理主義者であったのだろう。さすがに秀吉所持の名物を酷評していないのが残念。本音を知りたかった。 山上宗二記... 続きを読む »
2006-06-23
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全3レビュー中 1 - 3件を表示







