徳川家康 下 (岩波文庫 青 120-4)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003312049

作品紹介・あらすじ

下巻では、本能寺の変から秀吉の天下統一・関ヶ原の戦い・江戸幕府開設を経て、家康の死までを論ずる。家康をはじめ、信長・秀吉・三成等に対する的確な人物評価や東日本と西日本の社会の相違についての鋭い考察が光る愛山史論の最高傑作。愛山小伝と引用史料一覧を付す。

感想・レビュー・書評

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  • 1988年(底本1915年)刊。徳川家康の人物評伝下巻。本能寺の変から家康死去まで。徳川家の内紛(忠輝追放、家光家督相続裁定等)は触れられず。また、家康の評伝でありながら秀吉の解説も多い。そのため下巻は内容に甘さを感じなくはない。なお、①家康関東移封は、家康の力を削ぐのではなく、北条氏残党の反乱を懸念し、家康以外には同所を治国できないために秀吉が裁定、②前田利家が、家康との戦争を予期して北条氏遺臣を召抱えており、関東手切れの際は、彼らを利用して関東領域内での反乱・内訌を画策しようとしていた。新奇。
    既得の情報が多いはずの徳川家康ですら、知らない事実が含まれており、どんな本にも、未知の情報が含まれていることを再認識した次第。

  • 家康をある程度、客観的に評価していると思う。
    古典系の文章に疲れた。

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