史記を語る (岩波文庫 青 133-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003313329

感想・レビュー・書評

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  • 宮崎市定キャンペーンをはじめてみる。
    冒頭の数十ページを読んだだけで分かるのだけど、この人は別格だ。
    司馬遷をも相対的に記述する歴史家。そして、マルクス的な進歩史観も、ヨーロッパの歴史も、十分に理解しつつ、徹底的に「私はこう思う」を貫き通す。
    これは、学問の権化だ。
    宮本常一と同じような人だ。

著者プロフィール

1901-95年。長野県生まれ。京都帝国大学文学部史学科卒業。京都大学名誉教授。文学博士(京都大学)。文化功労者。専門は,東洋史学。主な著書に『東洋に於ける素朴主義の民族と文明主義の社会』(1940年)、『アジア史概説』全2巻(1947-48年)、『雍正帝』(1950年)、『九品官人法の研究』(1956年、日本学士院賞)、『科挙』(1963年)、『水滸伝』(1972年)、『論語の新研究』(1974年)、『中国史』全2巻(1983年)ほか多数。『宮崎市定全集』全24巻+別巻1(1991-94年)がある。

「2021年 『素朴と文明の歴史学 精選・東洋史論集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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