幸福論 (岩波文庫)

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著者 : 三谷隆正
  • 岩波書店 (1992年1月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003318713

幸福論 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「人が真に神のものとなる時、かれはもはや少しでも神よりほかのものに心惹かるることを許されないようになる。……かくて他の人ならば当然許されるであろうような、それ自身決して悪にあらざる、あるいはむしろ美しくさえあるような生のよろこびさえ、かれからは奪われ禁じられるようになる。……それはその人が霊的に極めて高い境地にまで到達したことの微証であるとヒルティは言う」(99頁)。日本のヒルティと呼ばれる著者は、明治期から第二次大戦中まで生きた法学者にして無教会派クリスチャン。内村鑑三以来の固い福音主義信仰を堅持しつつも、新渡戸稲造らの教養主義によって育まれた。古代ギリシャ思想から説き起こして真の幸福の道はキリスト教信仰にあることを説いている。しかし護教的な刺々しさがなく、例えばソクラテスに見られる真理契機なども非常に高く評価している。

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幸福論 (岩波文庫)の作品紹介

人生いかに生くべきか、幸福とは何か-。誰もが若い日々に、あるいは年を経てからも、綴り返し確認し納得したいという強い思いに駆られる。本書は、秀れた法哲学者で無教会キリスト者である著者が、深い学識と信仰を基に、この永遠のテーマについて明晰に述べた遺著で、読む者をしっかととらえて放さない。

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