韓非子 (第2冊) (岩波文庫)

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著者 : 韓非
  • 岩波書店 (1994年5月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003321027

韓非子 (第2冊) (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 韓非子を読むと

    アホやなぁと思うようなシーンがたくさん出てきます。


    楚王などの王さえも、アホやなぁと思います。

    その数々のエピソードを読んでいると

    でも、そのアホなのが人間なんやなぁ

    という思いに至ります。


    時が経っても同じ愚行を何千年と繰り返してきているわけで。

    人間はアホなんやから

    そんな中でも過去の人間の生と死をもってして築いてきた教材があるわけなので

    すこしでも今に活かすことができたら
    それだけで素晴らしいことやと思います。

    そこに「自分の経験」からだけでなく
    「他人の経験」を本で学ぶ価値があるのではないかと思います。


    また
    古典は時代の淘汰を生き残ってきた良書であり
    人間の本質をえぐるようなことを書き連ねてありますので

    今の時代の価値観からして良いとか悪いとか
    そんなことは全く関係なしに書かれているところが
    また面白いです。

    特にこの韓非子に関しては
    今まで起こってきた人間の在りようを
    しかも今の現代では考えられないようなことも平然と行われてきたことに
    衝撃を受けるような本です。

  • 儒教好きで韓非子を読んでて「?」と思ったところがあったけど、ようやく?の理由がわかった。
    この人は老子の考え方に基づいてる部分があると思われる。だから、論語などの儒教から入った私からすると「何か引っかかりを感じて気持ち悪い」ことが書かれていたのか。
    個人的に韓非は好きなので、これからも読み続けます。

  • 書き出しは、老子についての記述から。仁義礼について、あとは道理について書いている。

    そのあと、繰り返し、賞と罰の重要性について書いている。気づいたのは、法家思想とか性悪説とかいうと罰のイメージが強いが、賞の大事さについてもよく書いている。
    加えて、誰しもが得ることが可能な賞と、誰しもが防ぐことが可能な罰が大事と書いている。

    あと、好き嫌いを悟られてはいけないと。悟られる→その通りに臣下が動く→法を守らなくなる、から。

    どういう賞罰を立てるか、についても書いてある。

    この時代に、すでに、こんなにも数多くの賞罰に関する事例があることに、驚きを感じる。

  • *オフィス樋口Booksの記事と重複しています。アドレス;http://books-officehiguchi.com/archives/3885141.html

    これらの本の構成は、漢文(原文)→書き下し文→口語訳の順で各段ごとにつけている。

    中国の法思想・政治思想の本であるが、読者自身が韓非子の思想を身近な具体例がないので、ピンとこないし、自ら考えなければならないので、初学者向けとは言えない。今後の研究方針として、政治思想の研究で、これらの本と私の専門分野との往復をしながら研究を進めたい。

  • 安定しているうちが維持しやすい。兆しの現れないうちが処置しやすい。

    小を見るを明という

    これを打ち破りたいと思えば、必ずしばらくこれを助けてやれ。これを奪い取りたいと思えば、必ずしばらくこれに与えてやれ

    その知らざるところに至りては、老馬と蟻とを師とするをはばからず

    お前さんたちの長所はあっても、それが役に立たない国に行ったのでは、生活に困らないようにと望んだところで、とても無理な話だろう

    賢明な君主は誰にでも獲得できるような賞を定め、だれにでも避けられるような罰を設ける。

    事を挙げて患い無きは、堯も得ざるなり(事業を行なってなんの心配もないというのは、堯でさえありえないことだ)

    紛らわしいことを告げ、偽りの仕事をさせて、試す

    事が起こって利益のある場合は、その利益を受けているものが事の中心となっているのだ。害がある場合は、必ずその反対側を見てよく調べることだ。

  • 『韓非子』の読み直しをしている。岩波第二冊は、老子の法家的解釈を示す「解老」「喩老」、約70の説話をあつめる「説林」にはじまり、「観行」「安危」「守道」「用人」「巧名」「大体」の六篇がある。この六篇は儒家や道家との折衷思想であり、第一冊にあった韓非の思想を薄めたもののようである。そして、「内儲説」に終わる。説話については、「七術」「六微」に分類された「内儲説」よりも、整理されていない「説林」の方が面白みがある。「解老」では、「道とは万物の然る所なり、万理の稽(あつ)まる所なり」と「道」と「理」の結合がみられる。報償という利によって、民を誘導する術が書いてあるが、本当にこんなに簡単に人を誘導できる者だろうか。木の棒や豆を運んだりするのと、戦場で戦うことは危険の程度がちがうものだし、何だか民を馬鹿にしすぎなようにも思える。賞罰がなければ、民が苦しいことをしないのは事実であろうが、そう簡単に誘導できると思うのも考えものである。「六微」を論じた部分は、ほとんど臣下の陰謀を扱ったものであり、人の恨みは恐ろしいものだということは分かるが、やはり陰謀は露見するものであるから、自分の生きる方針とするよりも、身を守るために知っておくべき事という意味合いが強い。「六微」の部分はいわば、悪智恵のデータベースであるが、悪智恵がよく成功すること、それがよく露見して残ってしまうことをあらわしていると思う。

  • 『BQ』(林野宏著)ビジネスパーソンに必須の23冊
    20思想とは何か

    出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介
    性悪説に基づく支配者の統治論。信用できない人々を効率的に動かすにはどうすればいいのだろうか。

  • 荀子と間違えて買ってた・・・。
    でも、面白い。

    人間の善意を毛程も信じていないのが感じられる。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4003321022
    ── 韓非/金谷 治・訳《韓非子(第二冊)19940516-20060424 岩波文庫》
     

  • 内儲説が味わい深いように思いました。何回か読み直したくなり、それが現実の立ち回りに活かせそうな気がします。

    解老、喩老あたりは私が『老子』を読んだことがないのでちょっと理解の範疇外ですね。

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