ブッダ最後の旅―大パリニッバーナ経 (岩波文庫)
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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
仏陀の死までの最後の旅を描いた仏典。
仏典にしては珍しくストーリー性が有り、
死という結末に向かって話が展開される。
阿南尊者が懇願すれば死ななかった事になっていたり、
地震が起こったりと神話的な描写もあるものの、
驚くほど人間らしい「死」の様子が描かれている。
先に、渡辺照宏先生の『涅槃への道―仏陀の入滅』(ちくま学芸文庫)
http://booklog.jp/users/murasakiasano/archives/448008956X
を読んでから、こちらに取りかかるほうが、一般の読み手には
都合がよいと思います。
鷲の峰にて
修行僧たちに教える
旅に出る
パータリ村にて
コーティ村にて
ナーディカ村にて
商業都市ヴェーサーリー
遊女アンバパーリー
旅に病む―ベールヴァ村にて
命を捨てる決意〔ほか〕
一周するとここに辿り着く本。
ウンベルト・エーコが「全編アクション、現代の読者が現実から逃避するために書物にもとめるすべて、セックス(それもたっぷり)、不倫、男色、殺人、近親相姦、戦争、虐殺、なんでもござれときている」とおちょっくっていた「聖書」とか、その親戚(「聖書」で反省したのかかなり堅物)の「クルアーン」よりは面白くないけど。
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4003332512
── 中村 元・訳注《ブッダ最後の旅 19800616-19920724 岩波文庫》
── 「二月は物寂しい云々」説は、太陽暦を混同した曲釈(P297-298)。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20090311
如月の望月 ~ 花のもとに生れて死なむ ~
苦からの解脱を解き続けた釈迦、最晩年も説法の旅を続けた。病気に苛まされながらも訪れた村々で渾身の教えを説く。比較的史実に近いのではないかと推測されている涅槃経です。
釈迦の最期の日々が、事実・創作入り乱れて詳細に綴られている。
永遠の命であるはずの神格化されたブッダと、生身の人間として必ず臨終があるブッダに、どう整合性を持たせるか。
そんなことに後代、経典をつくった人々は悩んだに違いない。
もちろん、下痢をしたとか腹痛を起こしたなどの生々しい描写のほうが、惹きこまれる部分だ。
詳細な訳注とともに読めば面白い。
『大般涅槃経』ともいいますが、お経のような難しいことが書いてあるのではなく、ひとつの物語調に書かれていてとても面白いです。

p156
「アーナンダよ。わたしが亡くなったのちには、修行僧チャンナには、<清浄な罰>(ブラフマ・ダンダ)を加えなさい。」
「尊い方よ。<清浄な罰>というのは、そもそも何ですか?」
「ア...






