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- Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003340622
作品紹介・あらすじ
ペロポネーソス戦争の経過を克明に追うことによって、トゥーキュディデースは、この古代ギリシア世界をゆさぶる激動の意味をつきとめようとした。
感想・レビュー・書評
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トゥーキュディデースがペロポネソス戦争を描いた2巻目。
スパルタ(ラケダイモーン)側の英雄としてブラーシダースが登場し、幾多の戦いの果てに一旦アテーナイとラケダイモーンは休戦協定を結ぶ。しかし、アルゴスやコリントスなどの他の有力ポリスは一方的な休戦協定を良しとせず、各々勢力を伸ばそうと動く。
全ての行動においてエゴイズムが関わっており、作者の筆はそれを容赦なく暴く。
本書末尾の弱小ポリス、メーロスとアテーナイの対話は大国の酷薄さは圧巻である。
単純に古典を現代に当てはめるのは避けるべき行為だが、それでも政治的活動の普遍的側面が表れ出ている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ケルキュラの内乱~ニキアスの和約~メロス島のこう降伏まで
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メーロス島対談の記述は圧巻。長期的戦争が民主国家を如何に変えてしまったのか。
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よく考えたら、戦史って、アテナイが負けるところまでかかてれないんだったっけ?
うーむ、残念だ。
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