漫画 坊っちゃん (岩波文庫)

著者 :
制作 : 夏目 漱石 
  • 岩波書店
3.27
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本棚登録 : 61
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003357910

作品紹介・あらすじ

漱石の『坊っちゃん』は多くの読者に愛読され、「国民文学」の代名詞ともいえる小説である。この名作を、近代日本漫画の開拓者・近藤浩一路が飄逸にして諧謔味溢れる漫画としている。坊っちゃんの活躍が、画と文を通し存分に楽しむことができる。

感想・レビュー・書評

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  •  マンガの原点。マンガってこういうものだったんだという第一印象。

     これを先に読むと、「坊ちゃん」の印象が変わります。あとから読むと、マンガの印象が変わります。当然、僕は、「坊ちゃん」を読んだことがあったわけですから、先に読むという仮定法はでたらめです。でも、きっと変わっただろうと、そういう意味です。ははは。

  • マンガではなく漫画。1コマと数行の文章で「坊ちゃん」を構成した作品。オリジナルのはなしはどうだったけと思う。オリジナルを読んでからすぐに見ると漫画独特の表現を楽しめるのかも。

  • 12月9日 夏目漱石の亡くなった日

  • 擬音を含む文体がいい。

  • 名作「坊っちゃん」を漫画風に仕立てたもの。諧謔味のある絵と文で、漱石の世界をうまく表現しています。

  • 漫画と言っても、右側に文章、左側に絵があるという所謂「漫画漫文」というタイプの「坊っちゃん」。分かりやすく説明するならば「坊っちゃん」ハイライトと言ったところか。
    明治大正あたりでは、漫画といえば「漫画漫文」のことを指していたそうな。今の漫画の形式は昭和初期から始まったなので、若い人が「漫画じゃないよね??」と思ってしまってもおかしくはない。
    同じく岩波で「漫画漫文」の「吾輩は猫である」もあるようなのでそちらも読んでみたい。

  • 新聞の新刊の広告で知って、すぐに本屋さんに行って購入。
    宝物にしたい本だ。
    記憶の奥に、かつて日本の漫画の歴史の雑誌特集で、なんとなく、この漫画での「坊ちゃん」を知っていた。
    それが、今、まとまった形で、それも岩波文庫から出て見る事ができるとは!
    うれしい。
    びっくり。
    しばらくこのよろこびを味わうことができる。
    味わい深い本だ!

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