自省録 (岩波文庫)
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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
マルクスアウレリウスの哲学的語録集。
2000年も前にこのような考えを持っていた人がいたことに驚き。
おや?ちょっと違うな。と思うこともありますが、大体なるほどと諭されるすばらしい本です。
後半生をほぼ戦場に生きた皇帝がこのような内省的な哲学を得るのは不思議な感じがする。〈いったい何に対して君は不満をいだいているのか。人間の悪に対してか。だが、互いに忍耐するのは正義の一部であり、人は心ならずも罪を犯してしまうのだ〉など、神=理性であるというような思想性を感じるのに、アウレリウス帝が直面したのはバルバロイとの長期戦争だったんだなあ。泥沼の戦いが続く厳しい現実に対して、折り合いをつけるように書いてたのかなと想像してしまう。
だらだら大好き人間な私にとってストア派は永遠の憧れです(^^)
■マインド
1.現在与えられているものにたいして不満を持ち、未来に来るべきものにたいして不安をいだくことを許すな。
2.今すぐにも人生を去っていくことのできる者のごとくあらゆることをおこない、話し、考えること。
3.あたかも1万年も生きるかのように行動するな。不可避のものが君の上にかかっている。生きているうちに、許されている間に、よき人たれ。
4.君になにか外的の理由で苦しむとすれば、君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、それに関する君の判断なのだ。
5.死を軽蔑するな。これもまた自然のよくするものの一つであるから歓迎せよ。
三葛館一般131.5||MA 保健看護学部 中井祥子先生 『図書館報 みかづら』14 号(2011)より 『学生の皆さんに私の心に響いた図書のうちの一冊をご紹介しましょう。それは『自省録』です。「生きているうちに善き人たれ」ローマの哲人皇帝マルクスが透徹した内省の果てに紡ぎだした言葉の数々は、今を生きる私たちの心にも響く素晴らしいものです。今や科学が発達し、便利さが増す世の中で、これほど人... 続きを読む »
169年~にローマを治めた「哲人皇帝」。 皇帝という重責職務に就きながら、内省的考察を重ね、本書を残した。 「自省録」というタイトルになんとなく惹かれて購入。 示唆に富む言葉が箇条書きのような形式で、列挙されています。 一応章分けされていますが、あまり関係ないようです。 「自分自身の魂の動きを注意深く見守っていない人は必ず不幸になる。」 「私としては現在宇宙の自然が私に... 続きを読む »
古東哲明氏が、「瞬間」を大事にした哲学者として、プラトンとM.アウレーリウスを挙げていた。(大半の哲学者は、永遠性を重視して、瞬間や刹那には興味がないらしい)
ちなみに、本書はウチの本棚の品格を上げるのに貢献してくれている。もちろん読んではいないのだが(汗)
本著は二通りの読み方がある。これは一つの実践性を説いたエッセイのようなものであると解する読み方が一つであり、もう一つは思想書、哲学書として本著を読む場合とである。マルクスアウレリウスアントニウスは、五賢帝最後の皇帝として数えられ、中でも彼は皇帝でありながら哲学者であり、本著自省禄も広く知られている。彼はストア派に属しているのだけれども、ストア派=実践性が強く、そのため現代的には廃れてしまっている分... 続きを読む »
古代ローマ、賢帝のひとりマルクス・アウレリウスの手記。テルマエにも聡明な少年として出演してます(笑)が、その思考たるや現代人が読んでもまったく古さを感じさせません。
トイレに置いてる本なので、入る度に数ページ読んでいますが、どこかしらはっとするところがあります。
ローマ皇帝マルクス・アウレリウスが激務の合間に自身を鼓舞するために書き付けたメモをまとめたのが本書です。そのため体系的に哲学を論じた書ではありませんが、著者の深い思索と熱い思いが伝わってきます。
どんなビジネス本よりも説得力がある、古代人の哲学。 神谷美恵子女史の翻訳のおかげか大変スムーズに読むことができた。 ローマ皇帝マルクス・アウレーリウスの内省をしたためたものであるが、現代にも十分通用する内容である。時折わかりづらい部分も多くあるが、仕方がない。マルクスが誰かのためにかいたものではなく、自身のために作成したものである点や書き写しによる伝承も時折、著者の意図としないものもあるからだ... 続きを読む »
いやーこれは、本ではないねー。ジャンル的には図書であるが、語録の類ですね。昔のヨーロッパのある王様の語録です。なかには、本当は何が言いたかったのかわからない文章もあって、それの真の意味は何かを類推するのも一興である。まあ人生の折り返し地点を過ぎている私としては。こころに残った文章は、以下のとおり。「わずかの時間を自然に従って歩み、安らかに旅路を終えるがよい。よく熟れたオリーブの実が自分を産んだ地を讃めたたえ、自分をみのらせた樹に感謝をささげながら落ちて行くように。」なかなか含蓄のある文章ではないですか。

難しいあぁ難しい。





