エチカ―倫理学 (上) (岩波文庫)

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著者 : スピノザ
制作 : 畠中 尚志 
  • 岩波書店 (1951年9月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003361542

エチカ―倫理学 (上) (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • まずは上巻。第一部から第三部まで、それぞれ神、精神、感情を議論する。
    いくつかの定義と公理を提示されたあとは、定義と公理から導かれる定理とその証明がひたすら繰り返される。
    定理n xxxx、証明……Q.E.D。という形が延々と続いて最初は面食らうし読みづらいけど、慣れてくると議論が明解でわかりやすい。
    倫理の問題にまで至ってはいないものの、スピノザの思想の特徴である汎神論と決定論は上巻ですでに提示されている。ここからいかに倫理が立ち現れていくのかは下巻第4部第5部のお楽しみ。

  • 2017.11.20 読了

  • 何か数学を読んでいる感じ。さすがはデカルトの大ファンの人。理解が完全に出来たとは言えないのでまた読み返したい

  • 旧仮名使いの本で読んだら読みにくいことはなはだしかった。

  • とくに第3部、要再読。

  • 何度読んでもいいじゃないの^ ^

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    文庫&新書百冊(佐藤優選)103
    思想・哲学・宗教

  • スピノザのエチカ。

  •  スピノザの主著「エチカ」。倫理学の古典として名高い。この本はユークリッドの幾何学のような論理構築を行っている。すなわち、定義、公理から全てを定理として論理的に導出していく形式を取っている。そのため、割とすっきりしている半面、いちいち前のページを見直すのは疲れるかも。。
     上巻は、倫理に入る前の土台作り。まず、第1部「神について」では、神の絶対性を確立する。8つの定義と7つの公理から、それらを導出する。決して理論的に怪しい事はない。どちらかといえば緻密に作られているように思えた。次いで、第2章「精神の本性および起源について」。ここら辺から疲れてあまり理解していない。。そして3章「感情の本性および起源について」。
    以上のように、理論的な土台作りがこの本のメインだったように思える。下巻はどうなる事やら…。。

  • 842夜

    非常に面白い。

    ドゥルーズが『千のプラトー』で器官なき身体に関する書物だと言っていた。

    本来的に不自由な人間が自由を獲得するためには外的な刺激による身体の変化に伴って生じる受動的な感情を克服する必要がある。そのことによって人間は感情に支配される度合いを少なくし、理性により神を認識する直観知を獲得することができる。スピノザは直観知を獲得して自由人となることに道徳的な意義を認め「すべて高貴なものは稀であるとともに困難である」と述べて締めくくっている。-Wikipedia

    スピノザについて書かなかった理由ではなく、なんとなく書きにくかった理由に、もうひとつ、スピノザをめぐる周囲の騒音が多すぎるということがあった。これはドゥルーズのことじゃない(ドゥルーズのスピノザ論はたいへんに静寂に富んだものである)。
     すでにヘーゲルにして、「スピノザは近代哲学の原点である。スピノザ主義か、いかなる哲学でもないか、そのどちらかだ」と言っていたのだし、ベルグソンは「すべての哲学者には二つの哲学がある。自分の哲学とスピノザの哲学である」とまで書いていた。スピノザとほぼ同時代の神学者ピエール・ベールですら、はやくも「宗教心がほとんどなくて、それをあまり隠さないのであれば、誰だってスピノザ主義者なのである」と囃したてていた。
     ようするに、スピノザについて発言することは、たちまち全ヨーロッパの知との関係を問われるか、さもなくば自分の哲学を問われるということなのだ。
     まさに踏絵なのである。それも全ヨーロッパの知を賭けた踏絵として、スピノザは位置づけられてきたわけなのだ。だからこそ、そこがプラトンを批判して全ヨーロッパの知を問題にしたニーチェとつながる畏怖ともなっているのであろう。ともかくも、こういうスピノザでは、ぼくでなくとも引っ込み思案にもなろう。-松岡正剛

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