スピノザ往復書簡集 (岩波文庫 青 615-7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003361573

作品紹介・あらすじ

スピノザが、友人知己19人と交わした全書簡を収録。ゲーテが人間愛と誠実について読みうる最も興味ある書である、と絶讃した。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに再読。

    大概著述家で、どんなメモでも捨てずに部屋に置いていたり、手紙を書くのも、はっきりいえば、残るのを意識しないで書いた人はほとんどいない。

    哲学っていうものは学問でなく、人がカフェで語らうことだったと、某人生の先輩でもあり長年ヨーロッパにいた人がよく言っていた。
    埴谷さんがいうような哲『学者』でない本物の哲学人は、日本にはいない(いわゆる哲学を専門としない人には稀に出会う)が、世界でもなかなか…。
    学者やっていても、オクタビオ•パスを読んでいない=理解していない人は私は信用しないな。私がしないところで、どうということはないが。

    Rさんの絵を二点自分の部屋に飾っていたデリダさん。デリダさんよりRさんにちょいと話しをきいたがもっとゆっくり近いうちに話したい。

  • ライプニッツとの往復書簡も僅かながら載っているが、もしこの両者が更に見識をぶつけ合っていたなら、以降の哲学の変遷はどのように変わっていたのだろうか。

    "スピノザが友人知己19人と交わした全書簡を収録。ゲーテが人間愛と誠実について読みうる最も興味ある書である、と絶讃した"

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著者プロフィール

1632年11月24日オランダ、アムステルダムのユダヤ人居住区で商人の家に生まれる。両親の家系はイベリア半島でキリスト教へ改宗したユダヤ人(マラーノと呼ばれる)で、オランダに移住し、ユダヤ教の信仰生活を回復していた。ヘブライ語名バルッフ(Baruch)、ポルトガル語名ベント(Bento)、のちにラテン語名ベネディクトゥス(Benedictus)を用いた。ユダヤ教会内で早くから俊才として注目されたとも伝えられるが、1656年7月27日、23歳のときに破門を受ける。友人・弟子のサークルとつながりを保ちながら、ライデン近郊ラインスブルフ、ハーグ近郊フォールブルフを経て、ハーグに移る。1677年2月21日ハーグで歿す。同年、「エチカ」を含む『遺稿集』が刊行される。他の著作は「デカルトの哲学原理」、「神学・政治論」、「知性改善論」(未完)、「政治論」(未完)、「神、人間とそのさいわいについての短論文」、往復書簡集ほか。

「2018年 『スピノザ エチカ抄 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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