政治論文集 上(ヘーゲル) (岩波文庫 青 629-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003362969

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  • 『ドイツ国制論』など4編ほどの遺稿を、関連する草稿や書簡なども併せて訳出している。難解な用語法から敬遠されるヘーゲルの思想が、政論の次元ではいかに具体的かつわかりやすい形態をとっているかがよく分かるシリーズとなっている。ヘーゲルの政治思想を知るうえでは、ここに収録されている諸論文を読むのがおそらく最も容易なように思われる。訳者による解説も、当時最新の国制史研究を利用しており非常に参考になる。

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著者プロフィール

(Georg Wilhelm Friedrich Hegel)
1770年、南ドイツのシュトゥットガルトで生まれ、テュービンゲンの神学校で哲学と神学を学んだのち、イエナ大学講師、ハイデルベルク大学教授、ベルリン大学教授となる。発表した本は6点、翻訳『カル親書』(1798年)、小著『差異論文』(1801年)、主著『精神現象学』(1807年)、大著『論理学』(1812–16年)、教科書『エンチクロペディー』(1817年、1827年、1830年)、教科書『法哲学綱要』(1821年)である。1831年にコレラで急死。その後、全18巻のベルリン版『ヘーゲル全集』(1832–45年)が出版される。前半は著作集で、後半は歴史・芸術・宗教・哲学の講義録である。大学での講義を通して「学問の体系」を構築し、ドイツ観念論の頂点に立って西洋の哲学を完成した。

「2017年 『美学講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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