- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003363812
作品紹介・あらすじ
眠れない夜はつらい。しかしいたずらに嘆いていないで、我々はそれを、日頃怠りがちな自己反省のための、静かな妨げられない時間として活用しようではないか。ヒルティ(1833‐1909)は青年にむかってこう語りかける。スイスの哲学者で、国際法の大家でもあった著者が、聖書の言葉を引きながら、人はいかに生きいかに自分を深めてゆくかを、諄々と説く。
感想・レビュー・書評
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■思想
A.「眠られぬ夜のための思想」には、例えば、次のようなものがある。
・絶えず偉大な思想に生き、ささいなことを顧みない。これが、人生の苦渋と心配事をたやすく乗り越える道である。
・苦しい事件に出会った時は、それについて感謝に値する事柄を探し出し、率直に感謝する。そうすれば、心に安らかな気分が生じる。
・「沈黙で失敗する者はない」。面倒で不愉快な人生のいざこざも、しばしばこのやり方で、たやすく切り抜けられる。
・批判することをやめ、卑俗なものや悪いものを、下らぬものかつ滅び去るものとして無視する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一生懸命に勉強(ばかり)していた時期に読んでいた本。今でもときどき読み返したくなる。読み返すと、そうだった、と思うメッセージに出会える。静かに自分のやるべきことをやろう、と思い出させてくれる本。
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もう20年枕の傍にある。何冊目だ?同じ本を3冊買ったかな。
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「キリスト、神への信仰…」なんかにはひき気味になりつつも、その時の自分に合う言葉に多々出会えた(1,2部共に)ので良かったと思う。
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キリスト教云々は気にせずに流しながら、言葉そのものを深く理解しながら読むと良い。
“あなたの身の上に
最善のことが定められてあると
固く信じなさい。
あなたの心が いと安らかであれば
すべての悩みを免れよう。
その時がやって来るならば
力づよい助けが突然現れて
あなたの愚かな悲しみを
思いがけなく恥じ入らせよう。”
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岩波文庫青
ヒルティ 「眠られぬ夜のために」第一部
旧約聖書の詩篇、ヨブ記、新約聖書のキリストの言葉などを集めた日記形式の格言集。聖書註解として、聖書の体系の中で説明してもらった方が読みやすかった
第一部の善と第二部の愛は同義なのだろうか?
善行と信仰をし、苦難に勝利しなければ、幸福になれないという論調。
死についての言葉は心にとめておく「終わりよければ、すべてよし〜いつか死ぬべきこの身〜嘆くのをやめて旅を続けるがよい」
敵を愛する
神と結ばれることによって、人間を恐れる習慣を捨て、自分の生涯における敵の役割の大きさを知る
祈ろうとする時
私たちが持っているものに対する感謝をもって始める
聖霊とは
生きた真理の霊であって、真実あるがままに人間や事物を見るもの
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN0104462X -
哲学
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2011/10/16