幸福論(ラッセル) (岩波文庫 青 649-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003364932

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  • 動物は健康で食べるものが十分にある限り幸福である。

    望んでいるもののいくつかを、獲得不可能なものとして捨てると幸福になれる。
    パイロン風の不幸=何もかもが空しい。
    競争を勝つことに幸せを求めると不幸になる
    退屈を恐れているがゆえに、興奮を求めることは不幸である。ソクラテスもカントもダーウェンもマルクスも静かな生活だった=退屈を恐れない
    精神的な疲れは不幸の原因。心配、思考をコントロールできないこと。働いている時間がわびしいから、自由な時間は快楽を欲しがる
    ねたみは不幸の原因。無私が治療薬だが、普通の人の場合は幸福が治療薬。
    罪の意識。
    被害妄想。
    世評に対する怯え

    幸福には2種類ある。じみなものと凝ったもの、動物的なものと精神的なもの、感情的なものと知的なもの。など。
    過度にならない程度に自分を高く評価することは幸福への道。
    狩猟は幸せな仕事の一つ。農業はつらい仕事。
    熱意をもって事に当たる。冒険好きな人は不愉快な経験を楽しむ。
    中庸。
    愛情。
    家族。親としての喜びは、子供に対する尊敬を感じるからこそ幸福の源泉になる。
    仕事。幸福の原因になるか不幸の原因になるか。第一に退屈の予防策として望ましい。野心と成功のチャンスに満ちている。
    私心のない興味。
    努力と諦め。中庸は面白くない教義だがほとんどの場合真実である。
    諦め、食べて生きていく以上のものが必要。
    不幸な人は不幸な信条を抱く、幸福な人は幸福な信条をいだく。信念のせいではなく、逆の因果関係。

  • ラッセルらしく文章も哲学的考察も素晴らしいが、いかんせんビクトリア朝時代と思われる価値観・社会観で書かれたものなので、どうも現代の価値観にはそぐわない。「アヘン」も「タバコ」も幸福追求においては容認されるような論調は二昔前の発想。というわけで、文章云々より内容の古臭さに半分くらい読んだところで断念。

  • 説教くささを感じた

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