- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003380116
感想・レビュー・書評
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読んでみて驚いたのは、有名な「(天地)創造」や「ノアの方舟」が、『旧約聖書創世記』冒頭のほんの一部分だったことでした。むしろ、それ以外の記述の方が断然多かったです。「ノアの方舟」など、一部の話だけが有名になっていたことに、本当に驚きました。
また、登場する人間の寿命が異常に長いです。亡くなった時に200歳くらいの人もいたと思います。本当にそうだったらすごいなぁ、と思いながら読みました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
呼んでいる間じゅう、「男尊女卑」という言葉が浮かんでいた。読みが浅いのかもしれない。もっとずっと後に読んだらまた違うことを感じるかもしれない。
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原罪とは自己意識のことだ。分裂してしまった自己意識を備えた人間が宿命的に負わされることとなった苦悩、それが楽園追放という物語として表現されているように思う。神に意識の分裂は無い、神は自己反省しないだろう、自己超越する動機も無いだろう。ロゴス(論理/言語/理性/自己意識)の自己関係的機制の中に放り込まれて生きるのが人間だ。神は、自己関係的な在り方をしていない。
ロゴスは神に由来すると云うが、ロゴスは、必然的に自己超越的・自己否定的な機制として在るのであり且つ同時に自己完結的である、という矛盾の中に在る。そして外部が存在しない。人間が生きているロゴスを投影し、同時にそこに孕まれている自己矛盾を抹消したものが――勿論それは本質的に不可能であるが――、神と云う観念か。 -
マンガで一度通読していた。
改めて活字で振り返る。様々な解釈がなされるのにも頷ける。
バベルの塔はやはり興味深い。
またヤコブの角力のエピソードが印象に残っている。 -
ヤハウェが人に対してやたら厳しい
アブラハムの家系だけ優遇されててずるくない?とか思いながら読みました。
解説を読むと何となくその理由がわかるような気がする。 -
一通り読了。
系図については人の名前が入って来ない。
基礎知識として一通り読んだ後に注釈と照らし合わせながら再度読み込みたい。
ユダヤ教の根幹を何と無く理解できた気がする。 -
キリスト教にもユダヤ教にも通ずる、旧約聖書の五書のうちのひとつ。
天地創造とアダムの家系についての話が書かれており、バベルの塔やノアの箱舟などの有名な話も創世記に修められている。
旧約聖書に出てくる聖人とよばれるような人でも、人間らしい過ちを犯したりすることも多く、そこは今も昔も変わらないのだ、と思いました。
~の家系、という内容で数節を使うほどたくさんの人物が出てきたことには驚いた。なぜ言及されていない者がたくさんいるのかは分からなかった。
家系図を見ながらの読書だったので、一連の話は理解することができました。