ビーグル号航海記 下 (岩波文庫 青 912-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003391235

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  • ついに航海は終盤へ。ガラパゴス諸島からタヒチ、ニージーランドを経て本国へ帰還します。自然博物学的な観察眼に比べて、人文的な視点は当時の帝国主義的価値観から抜け出すことはできずただの感想文程度の記述なのが人間の限界というか、認識の枠組みの恐ろしさを感じさせます。翻訳のせいもあるのでしょうか?(荒俣版ではどんな翻訳になっているのか楽しみです)ダーウィンをもってしてもこの程度なのですから、ネットも含めて色の付いていない情報など皆無な現代においては、自分は知らう知らずのうちにどんな色のついた目線でみていることやら。
    それにしても5年もの航海での経験を思うと、これからの5年の自分の生き方を考える上でいくらでも興味深いことが湧き出してくるようで、なんだかワクワクしてきます。

著者プロフィール

イングランド西部のシュルーズベリー生まれ。エディンバラ大学で医学を学んだのち、ケンブリッジ大学に転学。卒業後、英国海軍の帆船ビーグル号に乗り込み、4年半にわたって世界各地をめぐり、ガラパゴス諸島での調査などに従事。帰国後は在野の自然史学者として研究を重ね、1859年に『種の起源』を出版。他の著書に『ビーグル号航海記』『人間の由来』『ミミズと土』など。

「2020年 『ダーウィン『種の起源』を漫画で読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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