パロマーの巨人望遠鏡 上 (岩波文庫 青 942-1)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003394212

作品紹介・あらすじ

二十世紀、新時代の天文学の発展は、望遠鏡の進化とともにあった。その基礎を築いたヘールは、資金・材料集めや技術上の様々な困難を乗り越え、次々と巨大望遠鏡の建設を進めた。本書には彼の尽力で始められ、アメリカの人材・技術力を結集して作られたパロマーの二百インチ望遠鏡の物語が記される。

感想・レビュー・書評

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  • 100年前の巨大望遠鏡プロジェクト。今でも色褪せない壮大な計画と試行錯誤から学べることは多い。
    古代から続く宇宙の謎への挑戦は人類規模のロマンを感じさせ、当時の人々が銀河の形状や銀河団を発見したときの興奮が想像できて面白い。
    これだけのプロジェクトに対して富裕層からの寄付だけでやりくりできた時代背景もすごい。

  • この上巻では、後の天文学・望遠鏡の礎にもなった「ハロマー山」の望遠鏡作りに使命を持った一人の学者の歴史の前半。

  • 新書文庫

  • パロマーの巨大望遠鏡にまつわる物語の上巻です。
    読んでいて驚いたのは、ヘールの素晴らしい先見性でした。志を同じくする者との、幅広いつながり。そして長期間のプロジェクトだからこそ、後に続く者をしっかりと育てようという姿勢。
    今も天文学の世界では、世界的に協力し合うことが当たり前だそうですが、優れた先人の精神が今も忘れず受け継がれているからなんでしょうね。(^^)

  • アメリカ版「プロジェクトX」(笑)

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