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- Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003400432
感想・レビュー・書評
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前2部よりホッブズの力量が発揮されていて、
彼の意欲がよく感じられるように思う。
だらだらとした羅列が聖書から続く、というイメージで読み始めたけれど、
しっかりと一貫した意図がある。
内面の信仰に主権者は干渉できないこと、
政治権力一元論によって、〈教会〉との対立を防ぐ。
そして、一番この『リヴァイアサン』の核心であると思われるのは、
彼の構想する近代的国家(コモン‐ウェルス)は、キリスト教的コモン‐ウェルスから、つまり新旧の聖書を根拠として、
成り立つものであるということ。
これを上手く捉えられれば、300頁超の第3部は読める!!
前2部、もっと言えば、第1部だけで、
ホッブズの自然状態、社会契約論はおさえられるはずではあるが、
コモンウェルスの設立と維持の第2部と合わせてここまで読んでいけば、
教科書的理解を超えて、ホッブズを知ることができるように思う。
長いけれど、古典としてしっかり読んでいくことが必要。 -
国家の成立 契約 自然状態 闘争状態 国家間戦争を語るにいおいてこれを読んでない人とは話したくない
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