- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003412596
感想・レビュー・書評
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マルクスの手稿の断片をつなぎ合わせた最終部分。
最後は途中までしか書かれていない。
ただでさえ、難しい本が、虫食い状態、絶筆状態とあって、きちんと理解できていない。
訳者のあとがきが、多少理解を助ける。
史的唯物論という言葉のニュアンスや資本論が社会主義革命の書と言われる理由はなんとなくわかった。
現在は、共産主義が挫折したことが確定しているため、訳者の主張は素直に受け止められないが、とはいえマルクスの主張は現代も大いに参考になるところが多いと思われる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
資本論 全巻読了。全体をしめくくる巻。マルクスが 労働者に言いたかった事が述べられている「社会化された人間が〜盲目的に支配されることをやめる。自己目的として行為しうる人間の力の発展により〜自由の国が始まる。労働日の短縮は根本条件である」
多くの知識人が読んでいる理由が わかった気がする。資本主義社会を変えたいのではなく、資本主義社会で どう生きるか を知るために 読んでいるのだと思う
【読了するためのオススメ】
*全9冊読んだ方がいい。後半の6〜9が面白い
*索引は9巻末尾にある。最初から9巻も買った方がいい
*超訳資本論(祥伝社新書)と併読。太字は熟読
*佐藤優氏の資本論本は 骨組み理解、目付けに役立つ
*1冊読了ごと 感想を書いたり、SNSに上げると モチベーション維持、頭の整理に繋がる -
『ぼくらの頭脳の鍛え方』
書斎の本棚から百冊(佐藤優選)56
社会・経済についての知識で、われわれが置かれた制約を知る
『資本論』の論理を体得していると資本主義社会の内在的論理と限界がよくわかる。