職業としての学問 (岩波文庫 白 209-5)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (92ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003420959

感想・レビュー・書評

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  • by同志社雑誌推薦→page32まで

    仕事(ザッヘ)職業への献身の必要ーーー個性も自我も没却して仕事ザッヘに献身することが、その仕事の達成を通じて永遠の個性ある自我を生かす道である。
    (あとがきより)

  • 東大京大教授が薦めるリスト100選抜

    No.59

  • 【要約】

    ①食べていくための学問 (学者としての生き方) ・独米比較(金権主義/官僚主義)
    ・就職・昇進の偶然性

    ②教師・研究者の心構え
    ・専門分化の進行
     →専門への自己閉塞と仕事への専心とが必要
    ・学問の進歩
     →常に時代遅れになる宿命

    ③学問の職分
    ・学問と政策の分離
    (政治的立場や価値判断からの自由を要する)
    ・学問による寄与は「明確さ・責任感を与える」こと
    ・与えられた仕事への専念

    【感想】
    ・執筆当時は学問の専門分化が始まったばかりだったが、現在はむしろ専門化しすぎている状況にあり、学際的な研究態度を求められている風潮がある(良いか悪いかはともかく)。
    ・研究者の待遇が偶然性に左右されるのは、現在の日本の大学でもまだ変わらないと思う。補助金制度との兼ね合いで業績ないし功労による評価が広まりつつあるが、その本質・内実はウェーバーの時代のドイツと変わらないだろう。

  •  文章が硬く読みにくかった。しかしそれをかみ砕き、納得し理解できたとき、共感と感動を覚えた。わからない部分もあったが、読んで身に付いたものがあると思う。

  • 現在の状況にも当てはまることが多かった。

  • 2013 11/25読了。Amazonで購入。
    岩波文庫を読みなおそうシリーズ。
    ウェーバーが学者の職分について論じた講演の記録。
    当時のドイツの状況・・・体験が重視され指導者を要求する人々・学生に対し、それは社会の中で、反論がありうる場でこそやるべきもので、一方的に教示する場である大学で、教師がそういった態度を持ち込むべきではない、という論。

  • ガツンとくる。

  • 学問への厳しい態度が伺える。ただし学者は専門分野に閉じこもるべきだというのはあまり納得できない。学際的なことも大事だと思うが。

  • 【推薦文】
    約100年前のドイツでマックス・ウェーバーが指摘している大学教育における問題点は、今の日本の大学にも共通する箇所が大いにある。大学で学ぶ前に、一読しておきたい。
    (推薦者:機械物理工学専攻)

    【配架場所】
    大岡山: B1F-文庫・新書 080/Id/209

  • あまり覚えてないけど、『政治』よりは面白くなかったな。

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著者プロフィール

1864-1920年。西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者。代表作は、本書に収められた講演(1919年公刊)のほか、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(1920年)など。

「2018年 『仕事としての学問 仕事としての政治』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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