社会学の根本概念 (岩波文庫 白 209-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003420966

感想・レビュー・書評

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  • 名著というので読んだ。原著が30ページなのを翻訳で倍の60ページになっている。紙も黄色く活字も小さいので読みづらい。プックレットの形式でもいいのではないか。

  • 社会学とは、「社会的行為を解釈によって理解するという方法で社会的行為の過程
    および結果を因果的に説明しようとする科学」とウェーバーが述べるように、
    理解社会学の純粋類型を定義した本です。
    行為、社会関係、秩序、権力、団体、国家、宗教、すべからく定義していること。
    限界的なケースしかとらえることができないと、反駁を予期したexcuseをしていること。
    抜け目がない。批判できない。
    けど、この人だれかが止めなきゃだめだ!!

    p86、「「権力」とは、或る社会関係の内部で抵抗を排してまで自己の意思を
    貫徹するすべての可能性」ってここに書いてあったんだ。

著者プロフィール

1864-1920。ドイツ、エルフルトに生れる。ハイデルベルク、ベルリン、ゲッティンゲンの各大学で法律学を専攻し、歴史、経済学、哲学に対する造詣をも深める。1892年ベルリン大学でローマ法、ドイツ法、商法の教授資格を得、同年同大学講師、93年同助教授、94年フライブルク大学経済学教授、97年ハイデルベルク大学経済学教授、1903年病気のため教職を去り、ハイデルベルク大学名誉教授となる。1904年Archiv für Sozialwissenschaft und Sozialpolitikの編集をヤッフェおよぴゾンバルトとともに引受ける。同年セント・ルイスの国際的学術会議に出席のため渡米。帰国後研究と著述に専念し上記Archivに論文を続々と発表。1918年ヴィーン大学教授、19年ミュンヘン大学教授、経済史を講義。20年ミュンヘンで歿。

「2019年 『宗教社会学論選 【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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