物理学はいかに創られたか(下) (岩波新書)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004000150

感想・レビュー・書評

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  • 時計というのは何であるか、という問いに対して
    「光の速度が一定であるならば、動いている棒は長さを変え、時計はリズムを変える」という考えに至る部分が結論を知ってはいても特に衝撃的だった。

    科学は人間精神の一つの創造物であり、思想や観念を含むという部分にも、自身がいかに当たり前という感覚に支配されているのか、ということに気づかされる。

    途中エーテルに関する言及が多かったが、アインシュタインが存在を否定したからなのか、と知り納得。

  • 購入:1973年10月13日
    廃棄:2022年4月22日

  • アインシュタインが物理学をわかりやすく解説した労作です。上下巻ながら岩波新書では1940年の出版以来90刷に迫る古典的名著です。
    物理学をアインシュタインがどのように認識してきたのかがわかります。それは、物理学や科学の進歩が我々の存在や住む世界をより明らかにするということです。あえて、幸せにするといわなかったのは、使われ方次第では、人類の凶器ともなる原爆という怪物をも作ってしまう危険性が常にあるからです。
    原爆開発にかかわった罪滅ぼしとして、アインシュタインの晩年は世界平和のために尽力したことはよく知られています。

  • 物理学はいかに創られたか―初期の観念から相対性理論及び量子論への思想の発展 (下巻)
    (和書)2009年10月19日 20:49
    1963 岩波書店 アインシュタイン, インフェルト, 石原 純


    物理学は基本的な物事の捉え方を探求していることを知った。そして説明されているものもあるが、その基本的な部分が暗黒であるということ、それを革命的に覆す可能性があるということを知った。一切の諸関係を覆そうということ、マルクスの言葉であるがその言葉が非常に重いということを知った。

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  • 上巻は今まで何となくわかっていることを難しい言語で読んでいる感覚で、なかなか読み進められなかったが、下巻は引き込まれるように一気に読んだ。

    相対性や量子など、一般の生活では掴むことができない世界を、様々な仮説を検証しながら組み立てていく。アインシュタインが我々のために時間をとって、できるだけ易しい言葉を選んで語りかけてくれている所が他の本では味わえない感覚。

    時間や長さが絶対的ではないこと、エネルギーと質量の関係、座標が変われば常識が変わること、物体と場の存在、波と粒子、量子物理学と古典物理学、今の常識が実は大きな仮説、思想、概念を含んでいること、等々学ぶことが多かった。

    アインシュタインさん、インフェルトさん、どうもありがとうございました。

  • 150円購入2014-02-22

  • 大学入試へ向かう列車の中で読んだ。

  • 東大京大教授が薦めるリスト100選抜

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