性格 (岩波新書 青版 390)

著者 : 宮城音弥

• 岩波書店 (1960年8月20日発売)

作品紹介・あらすじ

付: 注と文献

感想・レビュー・書評

[saga-refさんの感想 · 2023年4月22日]

奥付は1986年38刷。その頃、心理学に興味を持っていた。宮城先生は精神神経学の権威。現代では使えなくなった病名も出てきて懐かしい。性格の判断は、人種、民族、同時代性によって変わるものだということが、再読したからこそ判った。最後の章には「筆相・手相・人相」が挙げられているが、筆者の予想に反して科学的には21世紀にも認められていないみたいだ。

[Kamakuraさんの感想 · 2022年4月21日]

購入：不明
廃棄：2022年4月22日

[別府さんの感想 · 2019年4月8日]

古い本なので割り引いて読む。

【目次】
はしがき（一九六〇年七月　宮城音弥）　[i-ii]
目次　 [iii-vii]

i　性格とは何か　001
　　行動の予測
　　一定の行動様式
　　性格に関連した概念

II　性格の類型　009
気質　009
　　精神異常と気質
　　内因性精神病と気質
　　分裂質
　　欝質
　　テンカン質
　　気質と社会的活動
　　気質の先天性
性格（狭義）　034
　　ヒステリーとヒステリー性格
　　精神衰弱と神経質
　　内向性と外向性
　　パラノイアと偏執質
　　強性性格と弱性性格
　　変動性と不変性
人格　056
　　変質者の類型
　　理想型の類型
類型学　065
　　類型の概念
　　病理法的分類

III　性格の類別　071
特性と素質　071
　　性格特性
　　因子分析
習慣的性格と態度　075
　　態度
　　役割

IV　性格の邢成　085
性格の遺伝　086
　　遺伝
性格と環境　092
　　孤立児と野生児
　　人間的環境と動物
　　家と性格
　　学校と社会
性格の発展　106
　　精神的アレルギー
　　反応の固定
　　性格形成のダイナミズム
　　補償
性格と病的過程　228

V　文化と性格　121
文化の類型　121
　　未開人の性格
　　アポロ型とディオニュソス型
社会的性格　125
　　第一次社会的性格
　　第二次社会的性格
　　ファシズムの性格
人種的性格と国民性　137
　　人種の性格
　　アメリカ人の性格

VI　性と性格　145
　　男性性格女性性格
　　男女差の社会的原因
　　男女差の生物学的原因
　　女性の知性
　　女性の責任感
　　女性の向性
　　女性的の職業

VII　性格の診断　159
実験心理学的方法　159
　　診断の目的
　　注意と順応
　　感情・連想・固執
　　色―形検査
　　筆圧・精神的テンポ
テスト法と性格特性質問法　166
　　クレペリン検査
　　性格特性質問法
　　色彩象徵法
　　性度検査
投射法　173
　　コトバを用いる投射法
　　その他の投射法
　　視覚的刺激による投射法
直観的診断と客観的診断　187

VIII　筆相・手相・人相――性格に関する形成途上の科学　191
筆相　191
　　筆相学成立の証明
　　クレピュー ― ジャマンの筆相学
手相　198
　　手の類型と性格類型
　　手の領域と性格
　　手のスジと性格
人相　209

結び　217

附表　[19-26]
注と文献　[8-18]
人名索引　[6-7]
事項索引　[1-5]

[３つの木の本棚さんの感想 · 2018年11月11日]

2011/4/29　Ｍｙ本棚のこれまでに登録していなかった本を登録。
古い本、こだわりの本がある。
TT用も　

[adlibさんの感想 · 2011年10月22日]

　
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4004120713
──　宮城 音弥《性格 19600820 岩波新書》
　
（20100907）