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この作品からのみんなの引用
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ある社会がどういう歴史を書くか、どういう歴史を書かないかということほど、その社会の性格を意味深く暗示するものはありません。
― 60ページ -
歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります。
― 40ページ -
実際、事実というのは決して魚屋の店先にある魚のようなものではありません。むしろ、事実は、広大な、時には近よることも出来ぬ海の中を泳ぎ廻っている魚のようなもので、歴史家が何を捕えるかは、偶然にもよりますけれども、多くは彼が海のどの辺で釣りをするか、どんな釣道具を使うか――もちろん、この二つの要素は彼が捕えようとする魚の種類によって決定されますが――によるのです。
― 29ページ
みんなの感想・レビュー・書評
歴史とは、客観的事実の記述と羅列などではなく、現在から過去に光をあて、過去を通して現在を知るという相互補完てきで創造的な作業に他ならない。
引用できるような良い言葉がたくさんあったわりに、筆者が言いたいことがいまいちピンとこなかった。
ようは絶えず歴史と向き合い続ける姿勢、動き続ける歴史にたいして動き続け理解を深める姿勢が大事ということなのか。
かの有名なE.H.カーの著作。いつか読みたいと思っていたが、とうとう読み終えた。歴史とは何か、というより歴史家とは、歴史学とはどういうものなのかを考えさせられた。近年、実学重視の風潮があるが、このような人文的教養は、歴史学を専攻する人だけでなく、およそ人間社会に関する学を志す人に不可欠だと思う。
読まずにいたことを後悔・・・
少なくとも大学入ってすぐくらいには読むべきだった。
これから何度も読んで咀嚼したい
歴史とは何かを定義した本。
漠然としていて、自分にはよく理解できなかったが、部分部分は理解できるところもあった。
歴史と芸術における近代とポストモダン まず、「歴史的事実」と「歴史家の解釈」との関係について論じている。客観的事実と主観的解釈の関係について、サー・ジョージ・クラークは「事実という堅い芯とそれを包む疑わしい解釈」と表象し、これは19世紀の事実崇拝を示している。この事実絶対主義に対し、20世紀に入ってカール・ベッカーは、「歴史的事実と言うものは、歴史家がこれを創造するまでは、どの歴史家にと... 続きを読む »
題名の通り「歴史」とはなにかを考えさせられる。
ちょぼちょぼ途切れ途切れて読むものではないな……一回通しで読んだだけではピンとこないので、いずれ再読したい。
当時の目で当時の時代をみても意味がない、現代の目で当時をみるからこそ歴史である。
1961年の1月から3月にかけて行われた連続講演を編んだもの。その2年後に生まれた私が、ちょうど50年後に読んだことになる。
http://sessendo.blogspot.com/2011/09/eh.html
学生時代に読んだはずなんだが内容をさっぱり覚えていないのでまた読んでみた。
歴史を学ということは、過去と現在との対話である。まぁ、今時は特段珍しくもなくなった論点です。ただ、このことを本質的に理解できているかどうかははなはだあやふやでもある。
まず、この視座としての「現在」というものを正しく捉えていなければならないし、過去というものも「誰かに選択された過去」であるわけなので、それを批判的に解釈し自分のものとしなければならない。歴史って人によって受け止め方も変わってくるということだ。
名著中の名著。混迷する時代の中で、自らの立ち位置を再確認させてくれる。折に触れて再読すべき。
第1章 戦争の作り方―三つの簡単なステップ
第2章 教育がビジネスになる
第3章 メディアがみせるイメージはウソ?ホント?
第4章 社会は変えられる
あとがき
ジュニア新書と侮るかなれ、読みやすく勉強になる一冊である。
社会を見る目は知らず知らずのうちに社会化される。
こういう本を中高生の時に読みたかった。
歴史とは過去と現代の対話というのは、明確で分かりやすい。
もともと塩野七生の著書にて引用されていたので、自分でも読んでみようと興味を持った次第。
歴史を考えるうえで避けては通れない1冊。歴史とは何か、と問われた時、納得のいく答えが自分の中に見いだせずにいるときは、非常に参考になる。
学校の課題関連で。
非常に興味深い内容。訳も読みやすく。
個人と社会は相互に影響を与えあっている。歴史家もまた同様。歴史は意図的な記述になりうるし、それに社会的な影響も加わりうる。しかし歴史は学問としても歴史を持つ。故に社会科学的な科学性を求めるべき。とこんな感じのことを読み取った。
当たり前と言えば当たり前。だけどそれをキレイにまとめてある点に価値を感じる。古典を読むときに、書かれた当時の状況を考えるという視座を貰った。
何らかの形で歴史に触れる者なら必読の書。
そもそも俗に言う歴史とは何なのか、歴史研究の歴史、研究の方法、歴史のあるべき姿について様々な論客の意見を引用しながら筆者の考えを述べている。
内容はやや難しいが、平易な文体で書かれており読みやすい。
「歴史哲学」について触れたのは初めてで、目から鱗がぼろぼろ。内容が濃すぎて、読み落としだらけ・・もったいない。すぐにでも再読したいくらい。しっかし、どうやったらこんなに博学になれるんだろう。

H13年に大学の「史学概論」の課題ではじめて読んだ。
センセーショナルな出会いでした。
ほんと、出会えて感謝の本。3度目かなちゃんと読んだのは。
シュトレーゼマンについてとロビンソンの死は、...






