- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004130413
感想・レビュー・書評
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貝塚茂樹
中国の歴史 中巻 メインは 隋唐の統一国家、蒙古の世界制覇。
通史で見ると、中国の変化が見えてくる。漢族と漢文明の中国の歴史は上巻で終わっていて、中巻では 異民族と多民族の中国の歴史が始まっている。
蒙古の世界制覇は 中国もヨーロッパ同様に征服された側であり、中国がヨーロッパを征服したのではなく、蒙古民族が中国とヨーロッパを征服したのだと思う
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やはり漢民族と北方の周辺民族との攻防が中国の歴史の基本線であることを認識させられた。
いまの台湾や香港人の大陸に対する感情は南宋人の金国に対する感情に似ているのではないかと仮説をたててみる。 -
[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
中国の歴史を一人の著者が新書三冊でまとめた内の中巻
中巻では晋から元までを扱っている。
これらの時代は自分の中で中華的だと思っていることが成立した時期にあたっているようだ。
特に隋時代に始まった科挙に南北を縦断する大運河はこの時代に誕生しているし、書や絵画の成立もこの時代のようだ。
それにしても「夷を以て夷を制す」という言葉は比較的に知られている言葉だと思うが、夷を制した後に用いた夷に征服されるという歴史を繰り返していることはあまり知られていないような気がするな。 -
(1992.11.14読了)(1983.07.23購入)
内容紹介 amazon
古代文明の誕生地、黄河流域に源を発する中国の歴史を知らずして世界史を語ることはできない。悠久五千年にわたり広大な大陸に展開された数々の王朝の興亡と人民の歩みを、アジア全体、さらには人類史の視点から、著者多年の蘊蓄を傾けて描いた簡潔な通史。(全3冊)
☆関連図書(既読)
「中国の歴史(上)」貝塚茂樹著、岩波新書、1964.09.25 -
[ 内容 ]
古代文明の誕生地、黄河流域に源を発する中国の歴史を知らずして世界史を語ることはできない。
悠久五千年にわたり広大な大陸に展開された数々の王朝の興亡と人民の歩みを、アジア全体、さらには人類史の視点から、著者多年の蘊蓄を傾けて描いた簡潔な通史。
上巻は三国時代の到来まで、中巻は元の滅亡までを述べる。
[ 目次 ]
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[ 関連図書 ]
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