- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004131083
感想・レビュー・書評
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長崎奉行所犯罪記録集とでもいったところ。岩波新書創刊80年アンコール復刊(1962年1刷)で出されたもの(1962年1刷)。Amazonでは古書扱いのようだが、まだ新刊書店で注文すれば買えるはず。
色々な犯罪の代表的なものと刑の概略が書かれている。一部は原文読み下し。
犯罪記録概略ばかりなので少々飽きてくるところもあるが、江戸期長崎でどのようなことが行われていたかを知る貴重な史料。最後の浪人泰蔵申口など伊東春助(伊藤博文)、村田蔵六(大村益次郎)、ガラハ(グラバー)などが出てくる維新史の史料であろう。浪人泰蔵けっこう活躍しているがこの後どうなったのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目次;
は し が き
第一部 その成り立ち
1 長崎奉行と「犯科帳」
2 刑罰の種類
第二部 犯 科 帳
1 密 貿 易
2 か た り
3 女 の 犯 罪
4 人 倫 関 係
5 嫁 盗 み
6 キリシタン
7 に せ も の
8 火 事
9 安 政 開 国
10 願いと訴え
11 役 人 か ぜ
12 年 中 行 事
13 雑 件
附 口書 浪人泰蔵申口 -
[ 内容 ]
江戸時代の風俗を伝える書物は多いが、犯罪の記録から当時の庶民生活をのぞいたものはまれである。
寛文六年から慶応三年まで、二百年間にわたる長崎奉行の判決記録「犯科帳」によって当時の犯罪記録を整理し、長崎庶民の生活を伝える。
密貿易、贋金つくり、恋愛のもつれ、強盗殺人など、今と変らぬ人間模様が浮かび上がる。
[ 目次 ]
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