犯科帳: 長崎奉行の記録 (岩波新書 青版 440)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004131083

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  • 長崎奉行所犯罪記録集とでもいったところ。岩波新書創刊80年アンコール復刊(1962年1刷)で出されたもの(1962年1刷)。Amazonでは古書扱いのようだが、まだ新刊書店で注文すれば買えるはず。
    色々な犯罪の代表的なものと刑の概略が書かれている。一部は原文読み下し。
    犯罪記録概略ばかりなので少々飽きてくるところもあるが、江戸期長崎でどのようなことが行われていたかを知る貴重な史料。最後の浪人泰蔵申口など伊東春助(伊藤博文)、村田蔵六(大村益次郎)、ガラハ(グラバー)などが出てくる維新史の史料であろう。浪人泰蔵けっこう活躍しているがこの後どうなったのだろう。

  • 目次;
     は し が き
     第一部 その成り立ち
    1 長崎奉行と「犯科帳」
    2 刑罰の種類
     第二部 犯 科 帳
    1 密 貿 易
    2 か た り
    3 女 の 犯 罪
    4 人 倫 関 係
    5 嫁 盗 み
    6 キリシタン
    7 に せ も の
    8 火  事
    9 安 政 開 国
    10 願いと訴え
    11 役 人 か ぜ
    12 年 中 行 事
    13 雑  件
     附 口書 浪人泰蔵申口

  • [ 内容 ]
    江戸時代の風俗を伝える書物は多いが、犯罪の記録から当時の庶民生活をのぞいたものはまれである。
    寛文六年から慶応三年まで、二百年間にわたる長崎奉行の判決記録「犯科帳」によって当時の犯罪記録を整理し、長崎庶民の生活を伝える。
    密貿易、贋金つくり、恋愛のもつれ、強盗殺人など、今と変らぬ人間模様が浮かび上がる。

    [ 目次 ]


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