福沢諭吉 (岩波新書 青版 590)

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著者 : 小泉信三
  • 岩波書店 (1966年3月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004131168

福沢諭吉 (岩波新書 青版 590)の感想・レビュー・書評

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  • 福沢諭吉の生涯を紹介した本.昔の新書なので情報量は多くて,しかも著作の原文引用も多くて,すらすら読むというわけにはいかない.自伝と重なるところも多いのだが,著作の書かれた時代背景なども解説してあって,分かりやすい.著者は最初の30数ページの総説を読めば全体がつかめると書いている.たしかにそうで,もしかするとそれだけ読めば十分かもしれない.

  • 日本の発展を考える際には、戦後の高度成長期に着目しがちだが、実際にはその前の明治・大正期(特に明治維新)の対応の方が参考になりやすい。西洋の工業社会に追いつくための工夫が満載だし、日本(ローカル)と西洋文明(インターナショナル)の違いも強く意識されている。

    そんなわけで、明治期の代表的な思想家である福沢諭吉について知ろうと思ったのだが、本書は福沢諭吉という人の人生や思想について簡単にまとまっている。新書なので、一般向けの入門書であるし、これから福沢の著作を読み込む人の導入としてはいいのではないか。

  • 諭吉さんの自叙伝を呼んでからこれを読むと面白い。つーかわかりやすい。
    内容は自叙伝を追って諭吉さんの生涯を解説している伝記。

    -感想-

    ①政治家を航海者に例えたという諭吉さんの比喩はなるほどそうですよね。
    頭押えこんだら成長しなくなるもんね。生物も社会も。

    でもやっぱ頭を押さえこむようなリーダーの方がインパクト強いから大衆受けしちゃうんだよねぇ。
    今の日本の政治世論アンケートでは「強いリーダーシップを求める声が・・・」って必ず言われるけど、日本人はM気質が多いのかな!!
    そんなに無理やり政治してほしいんなら増税とか何も文句言うなだよね。

    でも多分それはまた日本人の気質なんだろう。
    日本人は世論を自分の意見として使っちゃう癖があるからね。
    「自分はそれほどでもないけど、みんなはそう思っているからそういうことなんでしょうね。だからそれが国民の声なのよ。」

    話それたけど、諭吉さんの言葉は現代でも参考にできる。流石です。

    ②諭吉さんの歴史観-被治者である大衆と政治家である個人の歴史比較-なるほどね
    中国では前王朝の資料は燃やされるくらいだし、日本でだって水野忠邦の歴史評価の再考とかあったし、普段歴史の授業で扱われる政治史って大丈夫かって気になる。
    政治なんて腹黒いもんのてっぺんだし、恣意的歪曲がかけられる可能性が高いのは当然。だったら大衆の生活から考察した方が正しい歴史にたどりつけそうだってのもうなずける。
    ※大衆も当時の歪曲された政治の影響を受けている可能性高いけどね。

  • [ 内容 ]
    福沢諭吉は、明治維新いらいの日本の近代化をおし進めるために、その中心となった巨人である。
    封建門閥制度を打破し、合理的な科学知識を基礎として文明国家を建設しようとした福沢の思想と実践は、今日なお新鮮さを失なわない。
    晩年の福沢に身近に接し、また長らく慶応義塾名塾長として青少年の指導に当られた著者の語る福沢像。

    [ 目次 ]


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