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- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004140061
作品紹介・あらすじ
詩人ホメーロスの作と伝えられる雄大な物語-。神と人との戦い、英雄たちの生と死、恋と憎しみなどを描いた「イーリアス」と「オデュッセイア」。紀元前7世紀にさかのぼる歴史を背景とするこの大英雄叙事詩を、風俗習慣、言葉や文字、トロイアの遺跡などによって考証し、その成立過程、文学的価値などについて興味深く述べる。
感想・レビュー・書評
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古い新書ながら、ホメーロスのテーマについて、一通りのことが結構詳しく伝えている。
白眉は6章のホメーロス問題を論じた箇所だろう。叙事詩、口承文学の伝統のありかを詳しく論じ、理解を深めてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古代ギリシアを代表する叙事詩「イリアス」、「オデッセイア」とその作者とされるホメロスについての長年にわたる研究の歴史を汁粉と画できる本.
暗黒時代前後のギリシアの軍事的、経済的情勢、ギリシア神話確立以前の信仰がホメロス作品と考古学の結果から語られていて興味深い。
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