源氏物語 (岩波新書 青版 667)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004140269

感想・レビュー・書評

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  • 源氏物語の復習のために読む.

    源氏物語のあらすじを知るためにこの本はたぶん向いていない.一度通読した人向け.この本で読む源氏物語は著者の内部でより劇的に増幅されているような印象を受けた.ときどき引用される原文には訳が全くついていないので,私には意味がほとんど分からない.難しい.このように難しめなので,専門的な入門書といった位置づけが適切かもしれない.
    紫式部がこの物語を執筆した背景や,物語にこめたメッセージの読み解きがあって,素人の私にもそれなりに興味深い.

    1968年初版.時代を反映してか不必要に難しい言い回しがあったり,読めない漢字があったりする.解説のない専門用語も散見.こういう本は辞書の気軽に引ける電子本がいいのかもしれない.岩波が電子化するとはとても思えないけれど.

  • 源氏物語を直接読むには知識が足りないのであらましだけでも理解しようと購入。この本だけでも面白かったが、やはり源氏物語も読んでみたい。読んでみたいが読まなければならない本が溜まりすぎて手が伸びない…

  • 2021年7月9日購入。

  • 2015年度今週の1冊
    源氏物語の研究で新たな世界を切り拓いた秋山先生。
    訃報に接し、その功績に対して、あらためて敬意を表したいと思います。
    (2015/12/5)

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 源氏物語は大作なので、全部をまだ読んではいません。
    何年たっても読み進まないので、ときどきは、本書のような情報源を頼りに、忘れてしまった中身を思い起こすことも楽しみです。

    源氏物語の展示をしている、奈良、京都の展示場や、名古屋の徳川美術館などを訪問するのも楽しいです。

  • 内容紹介:光源氏の青春の出発を語る「桐壺」を初巻として,源氏物語五四巻は成り立っている.著者は,この作品の顕著な特徴が,物語の成立していく過程によって主題・方法が発展していくところにあることを指摘し,そうした視角から,物語の全貌とその本質を,作者紫式部の内面的な生活とのかかわりにおいて生きいきととらえる。(出版社より)

    資料番号:010787356
    請求記号:913.3/ ア
    資料区分:文庫・新書

  • 原典を読む力がないので、この本でストーリを押さえ、傍らに対訳を置きながら挑戦しようとした若き日の思い出。

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著者プロフィール

大正13年(1924年)、岡山県生れ。
昭和22年東京帝国大学国文学科卒、同大学院修了。東京大学名誉教授。日本学士院会員。
源氏物語ほか女流日記文学などの注釈や作家論・作品論を手がけて平安朝文学研究に寄与した。平成13年文化功労者受賞。
主な著書に、『源氏物語の世界 その方法と達成』(昭和39年、東京大学出版会)、『王朝女流文学の形成』(昭和42年、塙書房)、『源氏物語』(昭和43年、岩波新書)、『王朝女流文学の世界』(昭和47年、東京大学出版会)、『日本古典文学大事典』(共編)(昭和58-60年、岩波書店)、『王朝の文学空間』(昭和59年、東京大学出版会)、『王朝文学史』(編)(昭和59年、東京大学出版会)、『伊勢』(昭和60年、ちくま学芸文庫)、『源氏物語の女性たち』(昭和62年、小学館)、『王朝語辞典』(平成12年、東京大学出版会)、『源氏物語を読み解く』(共著)(平成15年、小学館)、『古典をどう読むか 日本を学ぶための『名著』12章』(平成17年、笠間書院)、『源氏物語大辞典』(共編)(平成23年、角川学芸出版)などがある。

「2011年 『平安文学の論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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