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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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知っていることが100でも、書くことは二か三ぐらいなもので、残った九七か九八は、私たちが書くときの不安を和らげる役割を果たせばよい。だが、書かれた二か三には、書かれなかった九七か九八の厚みが生まれる。知っていなければ、非常識になるし、知っていることを書けば、常識的になる。
― 135ページ -
文章を書くというのは、それによって、一つの混沌とも見られる空間的並存状態に新しい秩序を与える働きである。この秩序は人間が作ったものであるから、当然、人為的なものである。人為的秩序によって自然的状態を置き換えるのである。
― 109ページ -
言葉は全く抽象的なものである。抽象的なものであればあるだけ、言葉を使う時は細心でなければならないのだ。全く実物に似ていない文字を使って、私たちは実物を現さねばならないのである。
― 86ページ
みんなの感想・レビュー・書評
実用書は、その目的がすべてだとつくづく感じた。
書き物系の仕事がめっきり少なくなったときに読んでも、ヒットすることはとても少ない。
それでも、話し言葉と書き言葉の違い、については興味深く読めた。
なるほど…と思ったことがあったけど、さっと読んだ本。マニュアルというより書く前に読んで、技術を身につけるためにどうしたらいいかって感じ。「が」に注意とか、短文で…とか、勉強になった本。
◆総評 こむずかしい。 ◆概要 1.「短文からはじめよう。」 ・・・文章を読んで、レビューなどを書くのはよい勉強になるということと、作者の経験などをしょうかい。 2.「誰かのまねをしよう」 ・・・作者がまねした経験などを紹介しているが、結局要点がつかめなかった。 3.「がを警戒しよう」 ・・・「が」には「しかし」だけでなく、「そして」などいろんな意味があってあいまいに使... 続きを読む »
論文の書き方というよりも、むしろ文章の書き方の基本を教えてもらったという印象。卒論を抱える大学4年生のみならず、日本語なんて簡単だと勘違いしている大人たちも、是非一度は読んで自分の文章を振り返るべきだと思う。それくらい良き本だと思う。
1950年代に刊行された本である事、そして学部生のリポート作成などを念頭においている事をなどを前もって知っておく必要はあるものの、「論文を書く際の心構え」的なものを教えるという点では、それなりの意味を持っていると思う。
ただ、それは言わば観念論に近く、技術論に関わる部分は少ないし、論文の定型などというものが学会などで固定する以前の話なので、論文の組み立てや立論や議論の展開などについて何か得られるかと言えば・・・ほとんどなし。まあ、この本にそういうものは期待して読む人は少ないと思うので、50年前に出された本としての役目は十分に果たしていると思う。
50年前に書かれたものですが、その内容は現在でも充分通用すると思います。結局は、いい論文を書くには、その内容の親骨が明らかになるまで自説と他説とを慎重に検討し、想定される読者や社会に向けて読みやすいよう工夫せよ、ということにあると思われます。自分の思いのままに、感じたままに書く、というのが個性の尊重のように過剰に思われている現在でこそ、読まれるべきかもしれません。
テクニック的な内容は一切載ってないので、それを求めてる人には向かない本。
書き始める時の気持ちだったり考え方みたいなのが載ってるので、「なるほと〜」と思う部分もあり面白かったです。
22.12.14読了
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4004150922
── 清水 幾太郎《論文の書き方 19590317 岩波新書》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/B000JBC3L4
── 清水 幾太郎《愛国心 19500310 岩波新書》初版
何も手元にない状態から、文章入門の事始めとして読むためにはあまり役に立たない一冊だと感じる。
学術論文を書くための本でもないし、かといって日常使いの文章を書くためには若干堅苦しい本であり、帯に短し襷に長しという感が否めない。
内容自体は文章訓練の方法や経験談が述べられているため、普段から文章を書く人にとっては、文章を書くという営みをメタで捉えることにつながるため、自分の文章について振り返るきっかけとしては十分な一冊だと思う。
タイトルと内容のミスマッチにさえ気をつければ、勉強にはなる。
評判のいい本なのだろうが、自分が求めているものとは違った。
自分は書名通り、論文のイロハから始まり、形式、章立てなどについて書いてあるのかとばかり思っていたが、全く違った。全くというのは言い過ぎかもしれないが、あまり実践的な、読めばすぐに役立つ内容ではないな、と思わされた。
よって、50ページほど読んで、残りもパラパラ読んで自分が求めている本ではないことがわかると、この本を読むのはやめた。
「論文を書かなければいけないが、手っ取り早く、論文の書き方のポイントを知りたい」という人には勧めません。
論文作成の作法(姿勢・技術)について。コンサルペーパーを書いていた経験から納得できるところが多かった。
昭和34年以来、増刷を続ける文書作法の名著。
第二章「「が」に警戒しよう」はまさに慧眼だった。
私が所有するのは第二版、というのがプチ自慢。
論文が完成するまでの過程 1.テーマが決まる 何について書くか、そのテーマが決まらなければ、そもそも、出発することが不可能である。テーマは問題と言い換えてもよい 2.問題が決まるときの、答えようとすることのイメージを書き留める 問題が決まるときは、答えようとすることのイメージ(方向)が生まれるもの。この最初のイメージや方向を大切にしなければいけない。 3.イメージが浮かぶのと同時に閃... 続きを読む »
論文の書き方という題名だが、方法論ではなくて、文章を書くときの心構えを書いた本。
一番印象に残っているのは、ある思想家を自分で選び、スタイルを模倣することから文章の特訓を始めよという文。
勉強は模倣から始まるというのは、もはや定説であると思う。
他の内容は、?「が」の使用に気を付けること、?日本語を外国語のようにしっかり捉えること、?経験と抽象を往復しなければならない等。

“書く”、という能動的・戦闘的な態度を通して現実と相対する事の意味(大切さ)を説き、その姿勢をとるための手掛かりを示している。
“書く”という行為は聞く・読むという行為と比して必要とされる精神...






