昭和将棋史 (岩波新書 新赤版 7)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004300076

作品紹介・あらすじ

15世名人大山康晴は昭和10年に12歳で木見金次郎8段に入門した。以来50年余、名人をはじめとするタイトル獲得数・優勝回数は120を越え、現在もなお現役で活躍している。本書は昭和将棋の歴史を自己の歩みとともに描いたものである。木村、升田、中原ら多くの名棋士との激闘の跡を振り返り、将棋界の将来について抱負を述べる。

感想・レビュー・書評

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  • 1988年に刊行された、棋界の歴史解説。

    【目次】
    1 戦前の将棋界
     入門のころ
     名人戦の開始
     ゆれる将棋界
     木村名人の時代
     戦時下の将棋界

    2 名人への道
     終戦直後の苦労
     高野山の決戦
     名人位へ初挑戦
     名人位に就く
     永世名人になる

    3 五冠王時代
     升田さんとの対決
     新棋戦の出現
     五冠達成

    4 新世代との対決
     中原名人の誕生
     将棋連盟の会長として

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著者プロフィール

岡山県倉敷市生まれ。小学校卒業と同時に木見金治郎将棋九段の内弟子になる。
昭和15年に四段に昇進、軍隊を経験した後、昭和22年に七段に昇段。昭和25年に木村名人に勝利し、名人位を勝ち取る。昭和29年に出場した全棋戦を制覇、続いて5期連続名人位を保持し、15世永世名人の資格を得る。
「受けの達人」として一時代を築いた。名人通算18期は歴代最多であり、タイトル獲得数通算80期は歴代2位の成績である。
東京、大阪両将棋会館の建設に尽力するなど日本の棋界の発展に大きく貢献する。平成4年7月逝去。
著書に『大山流勝負哲学』(産業能率大学出版部)、『配水の陣で生きる』(光文社)など多数。

「2023年 『新装版 不動心論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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