- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004300205
感想・レビュー・書評
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日本人のために海外で捕獲されるエビの漁場の現状。
エビとバナナは昔高級だったそうだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本は読まれてほしいと思った。日本の暮らしを研究してきて、戦後の上書きは日本の暮らしを難しくしたと感じる。(それだけじゃないけど)
ファストファッション問題やスローフード運動はそれ以前から日本がやっていたんだなあと。
長くなるので今回はここまで。 -
「オンラインブックトーク紹介図書2021」
▼配架・貸出状況
https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00540797 -
[リブレター2021年11月19日号 紹介本]
いつも食べているエビはどこからきているのか?を辿った本です。グローバル化した社会のなかで、格差や差別的な構造が国境を越えて広がっていないか、私たちはどう向き合っていくべきか…、こうした問題を考えるきっかけを与えてくれる一冊です。
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/
図書館・請求記号 664/Mu41/(1)/B2 -
食卓に並ぶエビの商流、その現場確認、データ分析を行なった本。続編もあるのでいずれ読んでみたい。古い本も当時の状況を知ることに役に立つので、たまに読むと面白いです。
日本人も30-40年前は海外他国の漁場を荒らしていたんだなーということを認識しました。 -
農学部図書館の学生アルバイトの方に、おススメの電子ブックを推薦いただきました。
☆推薦コメント☆
本書は社会経済学者の村井吉敬によって書かれたものです。日本において我々は日頃お寿司やお刺身、カップ麺に至るまでエビをよく食べます。
ところでこれらのエビがどこで生産され、どういう経緯で目の前の食卓に並ぶのかご存じでしょうか。本書では、日本に出荷されるエビの生産加工輸出の流れに注目し、取り上げています。一見すると狭い話題のように思えますが、実際に読んでみると、エビという一つの食材の裏では様々な国で大きな社会の流れと数々の問題が起きていることがわかります。
きっとほかの食材や物の消費についても思わず考えたくなるような一冊だと思います。ぜひこの機会にエビから経済を覗いてみてはいかがでしょうか。
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです(電子ブックで利用できます)☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/NB00164910
※学外から利用する際は、こちら↓のリモートアクセスをご利用ください
https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/find/r-access.html -
バナナと日本人のエビ版。バナナが巨大バナナ企業4社により生産から販売まで行われているのに対し、エビは、多種多彩な業者により捕獲(養殖)から販売まで行われている。エビの種類から漁や冷凍作業の様子、生産・輸入の推移、問題点まで、細部にわたりわかりやすく説明されており、充実した内容であった。
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時間があれば
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エビについては色々環境に悪いとか、薬漬けとか噂を耳にすることが多いのに、何も知らないので、タイトルに惹かれて読んでみた。データは流石に古いけど、素人にもとても分かりやすい説明で読みやすかった。エビは好きだけど、最近なるべく控えるようにしてた。でも食べられないのは辛いので、なるだけ環境に優しくて生産者にフェアなエビを選んで買えるようになりたい。
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エビを介して見える日本の経済と、途上国との関連性。途上国でのエビ漁が現地の人に嫌われていることもあれば、それが逆に現住民の職にもつながっている。そこで、エビの養殖が全ての事象に良いものだろうと思いきや、エビを養殖することで、エビの単価が下がり、途上国での漁での採算が取れなくなり、結果的に失業者が出る。など、予想もしないことが書かれてる。かなりショックを受けた。