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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
日本と欧州の生活環境の差という視点から、人間としての豊かさについて考える。 驚いたのは、著者が実際に生活し、欧州の生活の豊かであることの例として登場したのが 西ドイツ。 西ドイツ… この本が書かれたのは1989年。そうか まだ壁のある頃か… あと、住環境の劣悪さの説明として提示された土地の値段のべらぼうさ。あぁ、この頃は噂に聞く泡の時代か… ところどころ歴史を感じさせる部分はある... 続きを読む »
自分が生まれた1989年に出された本だったけど、今と言われていることはそれほど変わっていないという印象を受けた。今では、当時とは違って経済でさえ胸を張れたものではない。もはや成長の限界を感じている人も多いと思うから、今でも大いに共感を呼ぶ本だと思った。「豊かさ」とは何か。個人的にも深く考えていきたい。
出版された当時に読んだ記憶。改めて読み返してみた。当時はバブル真っ只中、「豊かさ」を物質的(金銭的)なものとしてだけ捉える当時の「経済大国日本」の有り様。今に通じる示唆に富んだ内容でした。
「人間としての生活」について日本への警告が書いてありました。自分自身の生き方、生活について考える良い機会になりました。自分は”豊か”に生きているのかなぁ・・・。
第1版が20年以上前なので、本書に書かれている社会状況は現在では変わっているもしくは改善されている部分もあるものだろうが、しかし本質的な部分は自分が普段生活の中で潜在的に感じていることと全く同じであったことに驚いた。この本を読んで一番考えさせられたのが、今まで自分が思っていた「社会の基盤を形成するために最も重要なのが“教育”である」という考え方に疑問を持ったことである。確かに「教育」が重要であるこ... 続きを読む »
西ドイツ在住経験のある著者が、日本と他の先進諸国との比較から、日本のもつ「豊かさ」の観念の特異性を説明する。
「豊かさ」というと、日本では一般に経済水準の高さと捉えられがちだが、西欧でいう「豊かさ」には人間性の尊重、自然環境の維持、自由競争の前提としての社会福祉の充実、が含まれている。
著者は、日本は「豊かさ」の実現の仕方を間違えたのではないかと、この本を通じて警鐘を鳴らしている。
20年前に書かれた文章であるが、今尚その批評は示唆に富んでいる。
ただし、ここで書かれている西ドイツでの「豊かさ」が、そっくりそのまま日本に当てはまるかどうかは、甚だ疑問である。
西欧文化と日本文化は、質的に大きく異なる。
導入できる考えと、日本にはうまく馴染まない考えとがあることは、識別されなければならないだろう。
20年以上前に書かれた本ですが、日本はその根本は変わってないんだなって思いました。
「日本は経済大国であるという。しかし、豊かな国ではない。」
悲しいけれど、そう思います。
豊かさとは何か、どのように豊かな人生を生き、豊かな社会をつくっていくか、考えていくべきなのだと思うのですが、そんな余裕すら持ち合わせていないのではないか、それを考えるということすらできないでいるのではないか。だから、いつまでたっても変わらないのでしょうか。
@yonda4 1989年に出版された本。世間はバブル期。 古本屋で理由なく手に取り、購入したがかなり考えさせられる内容だった。 本書の内容を簡単に要約すると、 「モノやカネを常に追求する日本社会の豊かさは間違っている。家族を愛す、自然を愛すなどのゆとりを持てる社会が本当の豊かさなのではないか」 ということ。 さらに一番重大と考えるのは 「この頃に挙げ... 続きを読む »
名著ということで読んでみた。 少々物足りなかったかな。何となくだけれど幸せではないと感じている人は読んでみるといいかも。 おそらく書かれたのはバブルまたはそれ以前ではないかと思う。豊かさの本質はカネとモノだけではないのでは、という考えのもとに本当の豊かさを追求する。 私は、筆者のいう戦前の貧しさと戦争中の飢えを知る者に育てられた世代、に育てられた世代であるからか、物質的な豊かさが本当... 続きを読む »
著者はかなりの平和主義者で、筆者の考えの軸は「日本は経済的には豊かやけど、精神的には豊かではない」ってとこかな。
全体的に、言ってることは間違ってない。
労働と福祉(特に高齢者介護)と住環境についての、日本の問題点を明らかにしてる。
この作品は20年以上前に書かれた本やのに、今の日本はそれから進歩したのか?
今、もう一度、読まれ直すべき一冊やと思います。
ただ、最初の筆者の西ドイツでの生活の部分は明らかにいらないwww
はっきり言って、あの部分がなければかなりの名著やと思うんやけど、あの部分のせいで筆者がただの西ドイツ好きでしかない感じを受けてまう・・・
あの部分は読んでて「なんや、ただの外国かぶれのおばちゃんやん」と思ってしまったwww
経済主体の社会に対して不満を抱いてる方、競争社会に疲れてしまった方、お金大好きな人間に食傷気味の方は是非。
せめて日本にも住宅基本法があればとコメントしそうになって、調べたら5年前に住生活基本法なるものが施行されていた。この本を読むと、企業戦士志望の人以外は日本で働く気が一回失せます。
今から20年前に書かれた本です。僕が読んだのも高校時代だから…、10年以上前ですか。 いやあ、日本は変わりません。おかしいくらいに、相変わらずの国です。 ★資本の求める目的と、生活の求める目的は違っていて当たり前である。それなのに、企業の投資熱に感染したかのように、株の売り買いや、リゾート地やワンルームマンションへの投資、あげくのはては教育も投資、付き合いも投資、お中元やお歳暮や冠婚葬... 続きを読む »
豊かさとは何かを考えさせられる本。現代日本は経済的には豊かになったが、反面、心の豊かさは高まったのか問いかけている。
確かに朝に満員電車に通勤して、終電で帰宅するようでは、家族との団らんも過ごせず虚しい日々となってしまう。
この著書が20年前に書かれていることに驚く。結局、20年前と心の豊かさはほとんど変わっていないということか。
20年以上前の作品ですが、そのメッセージはほとんど色褪せず。ということは残念ですがこの間、議論・追及が進まなかったということです。もちろん、貧困等の概念で、進みつつある論点はありますが…生活観に基づく情緒的なコメントと冷静な実証データのバランスや、表現の歯切れの良さなど、本としての完成度も、ものすごく高いと思います。
この本は、1989年の9月に新書で発売され、以後57刷を重ねている。(2007年11月発行分) 1989年9月といえば、僕が新卒で会社を見つけるために就職活動をした頃。日本はバブルに沸き、就職市場は売り手優位で、企業も競って社員を雇用していた時分である。 それから20年。この本で挙げている「豊かさ」の条件を、もし多くの読者が支持していたとしても、日本という国はその本質において何も達成で... 続きを読む »
いろいろと考えさせられる本でした。というか1989年にかかれたものなのに、2000年代の今の日本にも言えるようなことが多いことに、少し驚きました。
やっぱり、日本は本当の意味では豊かではなかったのですね。
本当の豊かさとはなにかということを考えさせられた。
ただ、日本の欠点ばかりをのべ、西ドイツにおいてもよいところばかりをのべるばかりで、論評が偏っているという感じをうけた。
とても勉強になる本です。
若い人たちが読むべきです!!
是非1度、読んでみてください。
日本のあり方が見えてくるはずです。
すばらしい。メッセージも論理構成も完璧だし、 論文ではなく本として、わかりやすい主張と問題定義、裏づけと経験論。 まさに私が考えたいことが随所に詰まっていた。 近々「豊かさの条件」も読んでみたいと思う。 「豊かさ」の定義って難しいからみんな頭を悩ませてるんだけど 少なくとも、今現在、HDIもGNPも超上位の日本は、真の意味で豊かではないんだよ!!! この本を読む限りでは、教育の充実... 続きを読む »

最近書かれた本、だと思ったら「1989年」と知り驚いた。
バブル崩壊前にこの内容を書いて出版するのは凄く勇気がいったと思う。
刷も重ねられているが、恐らくバブル崩壊後に売れ出したのだと思う。
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