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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004301219
感想・レビュー・書評
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ふむ
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たぶん、ずいぶん前のリサイクル市でもらってきて、数ページ読んだだけで、放っておいた本です。で、今回わけあって読み通してみた。そうしたら、なんと後半に野生児についての記述があった。神童と呼ばれたウィーナーの話とか、ミル父子の話とかも興味深かったけれど、やはり一番の収穫はアマラとカマラの話だった。またこの話をまともに紹介されるのかと思ったけれど、読み進めると全く逆だった。完全に否定されている。それで当然、納得できた。それにしても未だにオオカミに育てられた子どもとして紹介している本もあるというのはどういうわけなんだろう。大学の教科書レベルでも出てくるそうだから、再生産されているということだろうか。ただ、本書では単に否定するだけでなく、歴史的背景の中でどうしてそんな話が広まってしまったのかにも触れられている。そういう点を読めただけでも、本書の値打ちはあった。
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さっくりいこう☆
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