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- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004302063
作品紹介・あらすじ
東欧革命、ソ連クーデター、湾岸戦争…。衝撃的な映像がリアルタイムで世界中に伝えられる今日、テレビは歴史を動かしているとさえいえよう。国際報道の舞台裏で、いま何が起きているか。海外取材の経験豊かなNHK記者が、興味深いエピソードをまじえて、速報競争の実情、衛星回線の争奪戦、誤報の背景、日米各局の系列化などを語る。
感想・レビュー・書評
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NHKの記者を務めた著者が、自身の取材体験を振り返りながら、テレビというメディアが国際的な事件にどのようにかかわってきたのかを語っている本です。
中国の天安門事件、ソ連のクーデター、湾岸戦争などの大きな事件を、リアル・タイムで伝えようとする渡辺氏の記者としての努力と、それを実現する衛星放送などの情報環境の変化が生き生きと語られています。
時代の変化のスピードを読者に伝えようとする著者の情熱が伝わってきますが、そうした変化が大局的には私たちの生活をどのように変えていくのかということに、もう一歩踏み込んで考察を進めてほしかったという気もします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[2012.その11]テレビの国際報道の歩み。特にイラクとアメリカの関係を伝える際の当時の様子を知ることができた。
ケーブルテレビや衛星放送の可能性にも少し触れているところにも、筆者の先見性が伺えた。
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