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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
ボランティアとはその状況を他人の問題として自分から切り離さず、自分も困難を抱えるひとりとしてその人に結びついているというかかわり方をし、その状況を改善すべく働きかけ、つながりをつけようと行動する人 ボランティアの提示する関係性、つまり個人や社会へのかかわり方とつながりのつけ方は、社会を多様で豊かなものにする、新しいものの見方と、新しい価値を発見するための行動原理となり、社会の状況を打破する 相... 続きを読む »
20年前に書かれたとは思えない慧眼。資本主義の欠点を鋭く指摘した「功利的理性批判」も、結論は「贈与論」に丸投げで結局具体的な施策を示さなかったのに対し、こちらは「ボランティア」という切り口から資本主義の欠点を補完できる可能性を示している。
ボランティアってなんだろう。
そんな思いで手にとった本ですが、私たちが考えているよりもボランティアというのは奥が深い、そう感じられました。
「対等」であること。
「つながり」の大切さ。
「ボランティアの報酬」とは。
などなど、興味深い話がたくさんあって読みやすかったです。
福祉関係に携わりたい、または携わっているという方に是非おすすめ!
ボランティアにおける人との関わり方の精神性について主に論じていた。
個人的には久々に感銘をうけた。
ボランティアは資本主義から離れた根源的な人間関係を作るという。
それはしてあげている、してもらっているという関係性でなく、他者の問題を自分の問題として感じるということである。
この本では、合理的に構築された巨大システムに属する人間は個別に役割をあてられ、実際は関係したいるのに、個人は引き離されてしまったと論じている。
そして次第に他人の事は自分には関係ないというスタンスが出来上っていかおそれがある。
昔からそういったところのあった私には強烈な本だった。何かにつけて当事者性というのがなかった。
性格や容姿、能力の如何よりも、そういった精神性が人を孤独に追いやるのだと思う。
この本を読んで、資本主義から離れた、自分の気持ちや他人との関係について、深く考えていきたいと思った。
著者は、慶応SFC・金子郁容・大学院政策メディア研究科教授。私のゼミの教授でした。 92年に発売された当時は、一橋大学商学部の教授でした。 ちなみに、金子先生が日本にボランティアという概念を持ち込んだとのこと。友人に聞いて知りました。 この本は、ボランティアを通じた様々なエピソードから始まり、 中盤から現代社会に特徴的な複雑な構造を理論ベースから落としてボランティアを詳説すると同時... 続きを読む »
著者はボランティアに参加する傍ら、ネットワーク論の教授である。いや逆か?教授でありながら、ボランティアに参加している。 ボランティアが自発的なものであることは言うまでもないが、自発性に委ねられるがゆえに、”周囲から守られないことがある”というのは直感的に理解できるだろうか。ボランティアをやってはじめて気付く、その活動の限界、自分の限界、周囲の目。それによって、「ボランティアをやってみよう」と... 続きを読む »
タイトルは「ボランティア」だが、サブタイトルにあるように情報社会について多く書かれている。
事例が多く書かれており読みやすい一冊。
内容についてはまだ。
しかし金子さんの文章がくそ読みやすい。
学者ならこういう風に文を組みたててほしい。
ボランティアとは?という投げかけから徐々に徐々に社会学についての論評に移行して深く勉強できた。
資本主義という切り取られた平面から論じていなかったところがよかった。
岩月基洋先生推薦
情報社会に生きていると、外に出なくても情報さえ手に入れば生きていけるような感覚を持つことがあります。けれども、やはりどこか身体感覚に根ざした積み重ねには、圧倒的な説得力があります。人生は広さではなく、深さだということを考えさせられる一冊です。
良本。具体例とメッセージがしっかり編成されている。
途中、介護の話で中だるみしてしまい、読むスピードが落ちてしまったのが嘆かわしいが、
著者の意見は強い裏づけの元、しっかりと主張されているのですばらしいと思う。星4つ。
もっとも大事なセンテンスを抜粋します。
「ボランティアの発見する価値は、経済性という価値観の平面には収まりきらないもの〜中略〜
ボランティアは特殊なものではなく、社会生活や人間本来の行動の一部であるのだから、経済システムとも「きちんとした」関係を結びつつ、共存することができるはずだし、相することが必要である。
すばらしい内容です。
ボランティアを「動的情報を得るための活動」と捉え、著者が専門とするネットワーク論の側面から理論的に、著者のボランティア体験から実践的に論じた本。ボランティア活動に参加してみたいがツテや知識がなく勇気が出ないという人も、気持ちを軽くして扉をノックする気になれるのではないだろうか。逆に、ボランティア活動を通して社会貢献したいという意気込みの強い人は期待が外れるかも。(2008-08-24読了)
今日提出したレポートのために読んだ本だったけど結構面白かった。今までに読んだほんの中で一番俯瞰して書いてた気がする。
ボランティアの捉え方も思っていてもこんな風にほんとうにできるのかという疑問はあった。でも、実践している人達がそういう風に言ってるんだからそうなんだろうな。
ボランティアはしてあげるものじゃないんだよ。だって、こっちも勉強になっているんだから。
相互依存性のタペストリーでこの世界は成り立っているんです。
高2の冬、区の国際協力の派遣でタイへ行く前に読んだ1冊。ボランティアにおける自発性パラドックスと傷つきやすさについて学び、自分に出来ることは何かを真剣に考えるきっかけになった本。ボランティアという定義の幅広さに驚き、誰かのためにではなく自分のために出来ることからやればいい―この本からは謙虚さも学べました。
「ボランティア」と「情報」という、一見すると何の関連性もない言葉を、先見性のある深い洞察で見事に結びつけており、非常に興味深い。上記で「先見性」と述べたが、本書が書かれたのが情報化社会が到来する以前の92年であることを考えると、そう表現するのが適切であると思う。
ボランティアが好きという人、自分の仕事を投げ打ってまで震災地に駆けつける人を信用できないと常日頃思っていたので読んでみた★かわいそうな人を助けるために手を貸すことをボランティアだと思っていたけど、現実はそんな簡単なものじゃない。ボランティアの多様さと歪さについてこの本は体系だった解説をしてくれる。

全体的に、顔写真があるので、人の顔が分かるボランティア活動の大切さを感じさせてくれた。
ボランティアまず、人ありきだということがよくわかった。
ボランティアという言葉の意味として、奉仕活動...






