日本軍政下のアジア―「大東亜共栄圏」と軍票 (岩波新書)

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著者 : 小林英夫
  • 岩波書店 (1993年11月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004303114

日本軍政下のアジア―「大東亜共栄圏」と軍票 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 1997年刊。著者は早稲田大学大学院アジア太平洋研修科教授。戦争中でも生活物資を人が必要とするは当然。それを獲得・交換する手段は貨幣だが、戦時中日本軍占領地域で貨幣の役割を主に軍票が果たした。本書は占領地行政と貨幣ヘゲモニー・物資獲得競争を貨幣的経済現象面から解読。確かに満州国までは上手く切り抜けた。が、華北・華南・東南アジアまで範囲を広げ、かつ戦火の中、短期間にその貨幣のヘゲモニーを獲得するには、当該地域の歴史・経済実態・日本への信用度を踏まえた対策を事前準備しておく必要があったのだろう。
    本書からは、陸海軍が貨幣論を全く分っていなかったとまでは言わないが、貨幣論やインフレ問題を念頭において、戦略や指導方針を立てたとは言いにくいだろう。なお、本書は、8年間で第10刷まで刊行されており、隠れたベストセラーかも。

  • 太平洋戦争での日本は、アジアにとって解放軍でもなんでもなくて、ただ収奪するだけが目的だったというお話。

  • 2008年1月22日

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日本軍政下のアジア―「大東亜共栄圏」と軍票 (岩波新書)の作品紹介

「大東亜共栄圏」とは、植民地や占領地の富と資源をすべて日本の戦争目的のために動員するという体制にほかならなかった。しかも日本軍の現地自活主義はさらに物資収奪を乱暴なものとした。本書は、日中戦争前後から敗戦まで日本の軍事支配地域で展開された政策と実態を総合的に分析する。戦後責任また戦後補償を考えるための必読書。

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