地球環境問題とは何か (岩波新書 新赤版 331)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004303312

感想・レビュー・書評

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  • 一番の読みどころは、第8章「日本の課題と進むべき道」。日本の権力構造が環境問題解決のための大きな障壁となっていることがわかる。

  • 地球環境問題をめぐる国際会議などの議論を追いかけることで、地球環境問題が国際政治の問題だということを浮き彫りにしています。

    地球環境問題は、単に「文明への過信」を反省し、自然に配慮した生き方をするべきだ、といっただけで語ることができるような問題ではないということが、説得的に示されています。地球環境問題は、南北格差をはじめとする社会問題に直結しており、リアル・ポリティークの中に飛び込んで、人類の進むべき道を実現することへの努力を粘り強く続けていくことの重要性を教えられました。

  • 1998年2月11日読了。

  • 地球環境問題の入門書…といいたいが筆者の妄想がかなり入っていたのであんまりおすすめはしない。

    少なくともサイエンスベースでは話をすすめてくれません。

  • [ 内容 ]
    「地球サミット」から二年。
    このときから地球の温暖化は国際政治の最重要課題となった。
    科学研究や南北の政治力学などが絡み合ったこの難問をどのように考えたらよいのか。
    NGOメンバーとしてサミットに参加した科学史家が、地球環境問題の構造を原点にまで立ち戻って解きほぐし、国際社会における日本の貢献のありかたを提示する。

    [ 目次 ]
    序章 地球環境問題とはどういう種類の問題か
    第1章 地球温暖化の科学論―ハンセン論文の衝撃
    第2章 東西冷戦の終焉と環境安全保障
    第3章 IPCC報告と各国の温暖化対策
    第4章 国連気候変動枠組み条約の成立とその意味
    第5章 地球サミット―その意味とその後
    第6章 戦後世界体制の洗い直しと地球環境問題
    第7章 欧州の体験―環境外交の誕生
    第8章 日本の課題と進むべき道

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    [ 参考となる書評 ]

  • 適当に手にとったこの一冊…

    地球環境そのものというよりかはそれに対する世界の取り組みの過程を綴ってる
    国、組織、機構が環境に対していかに考えてきたかが多少は理解できたつもり
    特に冷戦からチェルノブイリ絡みの環境問題への世界的転換に関する部分はなるほどと思えた

  • 地球環境について書いてあった。

  • うーん、手をつけるには時期尚早だった。もう少し地球温暖化について勉強してから再度トライしようと思う。

  • その他14

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著者プロフィール

1946年生まれ。京都大学理学部卒業。科学史家

「2017年 『ニュートン主義の罠』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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