本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004303930
感想・レビュー・書評
-
#894「戦後を読む―50冊のフィクション」
「現代を読む―100冊のノンフィクション」の姉妹篇と云ふべき一冊。取り上げる本の数を半分にして、一冊当たりの解説が長くなつてゐます。「週刊金曜日」での連載が中心。
フィクションといふ事で、「どうせ作り事だ」などと侮つては不可ません。小説と云ふ形式にする事で、より問題点が鮮明になり読者にも考へる余地が与へられる可能性も高まると思ひます。
松本清張も梶山季之も、ノンフィクションだけ書いてゐたら、その作品はあれほど耳目を集めなかつたに相違ないでせう。
などと云ひながら、50冊のうちわたくしが読んだものは11冊だけですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ノンフィクションの100冊に対し、フィクションの50冊。どっちかっていうとフィクション中心に読む身としては、寧ろこっちの方が期待は大。目次を見てみたところ、実際に読んだことがあったのはほんの数冊。そういう意味で、新しい発見もありそうな予感。結果的に、10冊まではいかんかったけど、是非読んでみたいと思えるものがありました。力の入れようのせいか、前の方に気になる作品が比較的集まっていた印象。自分の好みの問題かもしらんけど。こうして、どんどん読みたい本が増えていくのです…(嬉しい悲鳴)。