クルマから見る日本社会 (岩波新書)

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著者 : 三本和彦
  • 岩波書店 (1997年1月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004304838

クルマから見る日本社会 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 辛口で鳴る自動車評論家が15年以上も前に書いたクルマ社会に対する啓蒙本で、行政、メーカー、消費者に対する厳しい指摘が満載。15年経ち技術面、規制緩和への提言はある程度時代遅れになった感はあり先見の明が光る。ただし問題の根本は依然変わらないようにも思え、その点は古びてない本。当時は歯に衣着せぬ批評でメディアから締め出された著者だけど、今はクルマ雑誌で見かけるので業界の閉鎖性は良くなっているのかな。個人的にはクルマは凶器になり得ることを思い出せてよかった。

  • 「大腸菌O-157によって十数名の死者が出た途端に日本中がパニック状態になったが,膨大な数の交通事故の死傷者に対して,なぜこれほど鈍感なのか。人の命の重さを数で天秤にかけるわけにはいかないとはいえ,交通による死者にこれほど冷淡な国には疑問を抱かざるをえない。」
    新聞,雑誌の記者の言葉なのだから「国」ではなく「新聞」「雑誌」という言葉に置き換えていたら,説得力があったかもしれない。

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クルマから見る日本社会 (岩波新書)の作品紹介

狭い国土に車がひしめく日本。けれども道路は貧弱で、駐車スペースも考慮されていない。毎年一万人以上が交通事故で亡くなっており、輸出をめぐる対外関係や環境への影響も深刻化しているが、自動車や交通施設の管理は各省庁に細分され、責任は不透明なまま数多くの利権を生み出している。独自の切り口から日本社会の現在をあぶり出す。

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