金融システムの未来: 不良債権問題とビッグバン (岩波新書 新赤版 545)
- 岩波書店 (1998年2月20日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004305453
作品紹介・あらすじ
株価や通貨が世界的に動揺するなか、日本では金融機関の破綻が相次いでいる。本書は、システムの機能不全の原因として不良債権問題に焦点をあてることで、市場メカニズムの抑圧、有効な競争状態の欠如、金融行政のあり方、といった根本的欠陥を検証するとともに、金融再編時代の課題として、透明性と公開性を柱とする具体策を提示する。
感想・レビュー・書評
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(~2004大学時代の本@202012棚卸)
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p3 金融システムの役割は、家計部門が蓄積した貯蓄を最終的な資金調達部門、つまり日本国内や海外に所在する企業や国、地方自治体などへ効率的に移転し、資金の提供者である家計と資金調達者の双方にとって、
適切なリスクとリターンの関係を実現することである。
p4 不良債権問題の根本的な原因は、
日本の金融システムが持っている根本的な欠陥、具体的には
市場メカニズムの抑制、
有効な競争の欠如、
そして見当違いの金融行政である。 -
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